創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2026年8月6日量子コンピューティングの産業活用に向けた技術開発を進める「JIJ」が8.4億円調達

2026年8月4日、株式会社JIJは、総額約8億4000万円の資金調達を発表しました。
JIJは、企業や公共領域が抱える複雑な課題を数理モデルに変換し、実運用可能なソリューションとして実装しています。AIを活用したモデリング支援、開発環境、ソルバー、実行環境を提供し、企業が複数の最適化テーマに継続的に取り組み、組織内で展開できる環境づくりを支援しています。
また、量子技術と数理最適化領域において、組合せ最適化問題を扱う「OpenJij」や、量子プログラミング言語「Qamomile(カモミール)」などのオープンソースソフトウェアを開発・公開しています。
今回調達した資金は、AI・数理最適化・量子コンピューティングの各領域における研究開発・プロダクト開発、組織体制の強化に活用します。
テクノロジーの発展に伴い、AIの高度化やシミュレーション、データ解析などを支える大規模データ処理・大規模計算へのニーズは急速に高まっています。一方で、従来のコンピューターでは膨大な計算時間を要する問題も多く、より高速かつ効率的な計算手法の実現が求められています。
こうしたなか、特定の計算領域で革新的な高速化をもたらす技術として量子コンピューティングが注目されています。
現在実用化が進む量子コンピューティングは、とくに組合せ最適化問題において高い効果が期待されており、物流の配送計画や生産スケジューリング、金融ポートフォリオの最適化など幅広い分野への応用が見込まれています。
このような背景のもと、JIJは数理最適化と量子コンピューティングを融合し、複雑かつ大規模な計算を伴う課題の解決を目指しています。
さらに、古典コンピューター環境と量子コンピューター環境の双方に対応した最適化ソフトウェアプラットフォームを開発・公開し、最先端の最適化技術をより多くの企業や研究機関で活用できる環境の整備を進めています。
シリーズ累計発行部数280万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金調達方法や補助金・助成金制度など、創業期をサポートするためのさまざまな情報を提供しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | JIJ 量子コンピューター |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年8月22日、株式会社Yaqumoは、合計7億円の資金調達を発表しました。 Yaqumoは、量子コンピューターの有力方式のひとつである「中性原子方式」において、世界の研究開発をリードする京都大…
2026年6月5日、株式会社エー・スター・クォンタムは、総額約9億円の資金調達を発表しました。 エー・スター・クォンタムは、量子AI計算プラットフォームクラウド「AQCloud」を提供しています。 6…
2025年1月23日、OptQC株式会社は、総額6億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OptQCは、東京大学大学院工学系研究科・古澤研究室の研究成果をもとに設立されたスタートアップ…
2025年4月11日、株式会社テラスカイは、子会社の株式会社Quemixが、総額5億5000万円の資金調達を実施したと発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は総額8億5000万円となりました…
2026年4月27日、Qubitcore株式会社は、総額15億3000万円の資金調達を発表しました。 Qubitcoreは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)発のスタートアップです。 誤り耐性型汎用量…

