開業手帳2015年8月27日
靴磨きサービスの開業手帳
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- 古くから人通りの多い路上で行われていたサービスですが、近年路上営業の取り締まりが厳しいものとなり、サービスを行っていた方の高齢化によって激減するものとなっています。
路上営業には所轄警察署にて道路使用許可や都道府県にて道路占用許可が必要となります。
新規で許可を得ることは難しいものとなっており、路上での営業を新たに展開するのは簡単なことではありません。
そのため路上ではなく店舗展開が必要と考えられます。 - 市場規模は近年大きく縮小傾向が続いています。
ビジネスマンの服装にも変化が見られるようになっており、紳士靴市場が縮小傾向にある為、靴磨きについても縮小は免れません。
更に昔は舗装がされていない道路が多くあり、靴は汚れてしまうことも多くありましたが、現在では綺麗に舗装されている道路ばかりとなり、靴が汚れてしまうことは少なくなっています。
また、長く靴をはき続けることも少なくなってきており、愛着のある商品も量産品が多く丁寧に扱うよりも買い換えるスピードが速くなってきているのが現状です。 - 店舗を構えての靴磨きサービスはまだ市場規模の拡大が進んでいませんが、明瞭な料金と人目を気にしてのサービス提供とならないため、従来のイメージを払拭するサービスをして展開が期待されるものとなっています。
- 古くから人通りの多い路上で行われていたサービスですが、近年路上営業の取り締まりが厳しいものとなり、サービスを行っていた方の高齢化によって激減するものとなっています。
1.開業に必要な手続き
開業を行う際に必要な資格はありません。
その為、一般的な事業を開業する手続きで事業展開を行っていくことができます。
個人事業としては開業手続きを税務署に申請する必要があり、法人として事業展開する際には必要に応じて社会保険事務所や公共職業安定所などで手続きを行うこととなります。
靴磨きの技術的なことについては資格や検定などはなく、独自に学ぶ必要があります。すでに開業している店舗にて靴磨きの方法について教室を開いていることもある為、このような機会で習得を目指すこととなります。
2.開業にあたっての留意点・準備
経営形態
設備や資材を揃える際には専用のものが存在しないため、サービス展開に合わせて独自に用意をする必要があります。
店舗展開については起業のフランチャイズに加盟、もしくはのれん分けなどで独立を目指す方法があります。
店舗型靴磨きは新しい形態の事業となるため競合する店舗は多くありませんが、他の店舗との差別化や多店舗展開を考慮しての形態やサービスが求められます。
立地
ターゲットとなる顧客は革靴を履いていることが前提となるため、サラリーマンやOLが行き交う駅構内や地下街などが適しています。
店舗の広さは狭くても営業可能ではありますが、従来サービスとの差別化を図るために個別スペースを置くことも重要なポイントとなります。
サービス内容
靴磨きでの主なサービスは、汚れ落とし、ワックスがけ、艶だし、劣化防止、消臭脱臭です。
各サービスそれぞれ所要時間は5~30分で、料金は500円程度から3,000円程度が望ましくなっています。
その場で靴を磨くだけでなく、靴を預かって磨くサービスも行われています。
さらに靴の丸洗いや修理などを行っている店舗もある為、多様化するニーズに応えられるよう、サービスの展開を考える必要があります。
また従業員の服装に関しても工夫が持たれるようになっており、個性的な制服にてサービスを提供する店舗も少なくありません。
個別スペースでのサービスでは対話することも多くある為、接客についてのサービスも求められます。
宣伝広告活動では知名度を上げる活動が望ましいと言えます。
ターゲットとする顧客が平日に集中するため、土日祝日の顧客獲得の工夫も必要なものとなります。
3.必要資金例
準備中
4.ビジネスプラン策定例
準備中
5.入っておくべき保険
準備中
6.必要になる契約書
準備中