開業手帳2015年8月31日
バレエ教室の開業手帳
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- このページはバレエ教室を開業したい人を対象に、認可や資格のポイントを解説しています。
この記事の目次
1.開業に必要な手続き
許認可の有無について
バレエ(モダンバレエ、またはクラシックバレエ)教室を開業するための許認可は特に必要なく、指導者についても何ら資格などの制限はありません。しかし、大会情報などを収集する為には、バレエ団体に加入することをお勧めします。
■公益社団法人日本バレエ協会
所在地:東京都品川区西五反田7-17-5 宮下ビル3F
TEL:03-5437-0372
URL:http://www.j-b-a.or.jp/
備考:バレエ関連の専門家育成、また、バレエの公演や講習会、研究会や援助、舞台衣裳などのレンタル事業を行いバレエの支援や普及に貢献しています。
事業経営について
開業するには事業経営者の税務や社会保険関係の手続きを行います。個人の場合は開業した後1カ月以内に、また法人は設立登記の後、2ヶ月以内に税務署に開業届出を申請することが必要です。管轄の地方自治体の税事務所に対しても事業開始申告書を申請します。
法人企業の場合で常時1人以上雇用する場合、また、商業や工業を経営する個人事業者の場合で常時5人以上の雇用がある場合、健康保険や厚生年金保険へ加入義務が必要です。
健康保険や厚生年金保険関係は社会保険事務所に申請します。また1人以上雇用するときは、労災保険や雇用保険への加入義務があります。雇用保険の場合は翌月10日までにハローワークへ、また労災保険は事業を開始した日より10日以内に労働基準監督署へ申請します。
具体的な内容は次のとおりです。
・税務関係は所轄の税務署や税事務所
・社会保険関係は所轄の社会保険事務所や労働基準監督署
・労災保険は所轄の労働基準監督署
・雇用保険は所轄のハローワーク
2.開業にあたっての留意点・準備
立地環境について
バレエ教室に通う人は通学や通勤途中や自宅周辺の教室に興味を示すことが多いので、駅前や駅周辺の立地が良いでしょう。また、実態に応じて駐輪場や駐車場の確保をしておくことも大切です。
広告・宣伝方法について
バレエ教室の宣伝を実施する場所は次の方法が良いでしょう。
・ 教室や教室内の窓など
・ 電柱に設置する
・ 電車やバスといった公共交通機関や駅など
・ 電話帳や雑誌、またはタウン誌など、チラシやホームページなども効果があります。
実態に応じて、見学者や生徒たちにアンケートを行い、その実態を把握しておきましょう。そして必要ないものは見直すのも良いでしょう。
バレエそのものは、「生徒が興味を示して教室をみつけるケース」「バレエを習わせたいと願う保護者がみつけるケース」があります。その他、「プロを目指している」「趣味の範囲で楽しむ」などによって、教室や指導者の選択も異なってきます。
プロを目指している人は専門学校に興味を示すことも多いですが、保護者が専門学校への入学に関心を示しているのであれば、レッスンが出来る教室を見つけることもあります。いったん教室に通わせた後に、プロ養成の専門学校に転校させるケースもあります。そのような保護者は、インターネット上の口コミやバレエ専門誌などを参考にすることも多くなっています。
また、余暇としてバレエをする人たちは通学や通勤途上の範囲内の教室に興味を示すことも多い為、駅、または電車やバスといった公共交通機関に広告掲示し、教室内や教室の窓に広告掲示すると効果があります。
このような生徒たちの要望を把握すれば、生徒の募集もし易くなってきます。バレエやタップダンス、またジャズダンスなどと組み合わせている教室は、プロの養成ではなく商業が目的となっている場合もあり、基礎づくりとしてバレエを導入することもあります。それぞれの実態に合わせて対策を講じることが大切です。
レッスンを開始する時間について
指導内容には整形外科学や臨床心理学、またはリハビリテーションといった医療知識の他に、システム工学などの工学知識を習得する必要があります。更にコミュニケーション能力や患者や障害者たちが望んでいる機能を聞き、きちんとアフターフォローを行うことも大切です。
生徒の目的に沿った指導内容
バレエ教室に通っている生徒たちは、「(1)プロを目指す人」、「(2)プロ志向ではなく、趣味でおこなう人」、「(3)将来のために子どもを通わせる人」に分類できます。
(1)の場合は教室を利用する頻度も高くなります。
しかし、プロ志向である為、レベルが高い教室に移動することもあります。生徒の移動を回避する為、指導者も常に技能を伸ばしていくことが求められます。
(2)の場合は、レッスンを楽しんで受けたという人が多い為、施設整備の充実や丁寧な指導、更に落ち着ける雰囲気づくりが大切です。また、年中行事に絡めて行事を開催するのも良い方法です。
(3)の場合は、生徒が自分で興味を持てるようにする必要があります。また、ハードなストレッチのみならず、楽しめるようなレッスンもときには必要になります。子供たちの将来の目標を把握しておき、それに見合った指導内容を構築することも大切です。
見学出来る環境作り
道路に面した透明なガラス張りの教室にすると多くの人たちにアピール出来ます。教室の入口などに看板を立てておくのも良いでしょう。また、見学者の受け入れをアピールすることが大切です。そして初心者用のレッスンや体験入学などを開催して、実際に体験してもらうのも良いでしょう。
料金提示
教室を選ぶ際、レッスンの料金はとても大切な基準になります。見学者に事前にレッスン料金を提示しておくと良いでしょう。バレエ教室のレッスン料金は、月謝や回数券制になどがあります。
回数券であれば自分の体調に合わせたレッスンも出来、また大会の前に集中したレッスンを行う際、とても便利です。料金については、固定料金だけで対応したり、その他、加算料金を設定したりと、様々な方法があります。
3.必要資金例
準備中
4.ビジネスプラン策定例
準備中
5.入っておくべき保険
準備中
6.必要になる契約書
準備中