血液がんや難治性血液疾患・遺伝子疾患に対する細胞治療法を開発する「セレイドセラピューティクス」が4億円調達
2026年10月5日、セレイドセラピューティクス株式会社は、総額4億円の資金調達を発表しました。
セレイドセラピューティクスは、血液細胞の源となる造血幹細胞を選択的に体外増幅する独自技術を持つ東大発・筑波大発のスタートアップです。
造血幹細胞を用い、血液がんを含む難治性の血液疾患・遺伝性疾患への細胞治療など、次世代の再生医療等製品の開発を行っています。
今回調達した資金は、小児の重篤な血液・免疫疾患等を対象とする新規ex vivo増幅造血幹細胞治療製品「CLD-001」の米国におけるIND申請および臨床試験開始に向けた、細胞製造、安全性評価、臨床開発、薬事対応に活用します。
細胞治療は、損傷した細胞や組織の機能回復などを目指す再生医療の中核分野のひとつです。なかでも造血幹細胞は、自己複製しながら血液細胞へ分化する能力を持ち、骨髄や、臍帯血、末梢血などから採取し、血液がんや免疫疾患などに対する造血幹細胞移植に利用されています。
一方、従来の同種骨髄移植には、患者と適合するドナーの確保や、ドナー側の採取に伴う負担、移植後の合併症などの課題があります。こうした背景から、採取時のドナー負担がない臍帯血や、末梢血由来の造血幹細胞の活用が進められています。
しかし、臍帯血は一度に採取できる造血幹細胞の数が限られ、成人などへの移植では必要な細胞数を確保できない場合があります。この供給上の制約を解消する手段として、造血幹細胞を体外で増幅する技術が注目されています。
セレイドセラピューティクスは、臍帯血・末梢血中の造血幹細胞を体外で大量に増幅する技術を開発し、細胞の供給量を増やすことで、造血幹細胞を用いた次世代の細胞治療の実現を目指しています。
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