パワード義足を開発・販売する「BionicM」が7.1億円調達
2026年11月2日、BionicM株式会社は、総額7億1000万円の資金調達を発表しました。
BionicMは、ロボティクスと身体を融合させたパワード義足の開発・販売を行っています。
動力アシスト付きパワード義足「Bio Leg」の米国FDAのクラスII医療機器登録や医療保険適用の承認を得て、2024年に米国拠点を設立しています。その後、医療機器としてのパワード義足の販売に向けた事業基盤の整備と、パワード義足の浸透に取り組んでいます。
今回調達した資金は、次世代新製品「ASISTA」の2027年米国市場ローンチに向けた、生産体制や米国マーケティング・セールス基盤の強化に活用します。
義足は、下肢を切断した人の脚の機能を一部代替する福祉用具です。歩行をはじめ、日常生活を支える重要な役割を担っています。
一方、広く普及している機械制御式の義足には、使用者の身体的な負担や動作上の制約につながる課題があります。そのひとつが「膝折れ」です。これは、歩行中に義足の膝関節が意図せず急激に曲がる現象で、転倒する危険があります。使用者は膝折れを防ぐために歩き方を工夫し、慎重に歩行しなければなりません。また、階段の上り下りも一段ずつ両脚を交互に使うなど、動作が制限される場合があります。
こうした課題に対応するため、膝関節部分の機構である膝継手をコンピューターで制御し、膝折れを防ぐ義足も登場しています。しかし、重量が重く、価格も非常に高額であることから、普及には課題が残されています。
BionicMは、こうした課題の解決を目指し、動力アシスト機能を搭載したパワード義足「Bio Leg」を開発・販売しています。2024年に米国での販売体制を構築し、義足のニーズが高い米国でもパワード義足を展開しています。2027年には、膝の曲げ・伸ばし双方をアシストする義足製品「ASISTA」の米国でのローンチを予定しています。
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