ヘリカル方式の核融合発電所を開発する「Helical Fusion」が32.3億円調達

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資金調達

2026年10月8日、株式会社Helical Fusionは、総額32億3000万円の資金調達を発表しました。

Helical Fusionは、ヘリカル方式の核融合発電所を開発しています。

2020年代中に「高温超伝導マグネット」「ブランケット兼ダイバータ」の個別実証を完了し、2030年代中には、最終実証装置「Helix HARUKA」による統合実証と発電初号機「Helix KANATA」による世界初の実用発電を達成する計画です。

資金調達を通じ、実用発電に向けた開発を推進していきます。


原子力発電は、発電時に二酸化炭素を排出せず、安定して大規模な電力を供給できることから、脱炭素化を支える電源のひとつとされています。一方で、原子炉の重大事故ではメルトダウンに至るリスクがあるほか、長期にわたる管理が必要な高レベル放射性廃棄物が発生するなど、複数の課題も抱えています。こうした原子力発電の課題を克服する次世代の発電方式として、核融合発電への期待が高まっています。

核融合は、太陽内部で起きている反応を地上で再現する技術です。核分裂とは異なり、連鎖反応によるメルトダウンの危険性がなく、高レベル放射性廃棄物の発生も大幅に抑えられる可能性があります。一方、発電に利用するには非常に高温のプラズマを安定的に閉じ込める必要があり、実用化に向けた研究開発が続けられています。

近年になって、次世代エネルギーへの期待の高まりや研究開発の進展により大学や研究機関の研究成果を基盤とするスタートアップが登場し、開発競争が加速しています。

こうした状況下で、Helical Fusionは核融合科学研究所(NIFS)の研究成果を活用し、独自のヘリカル方式の核融合炉を開発しています。この方式は電磁石コイルのみでプラズマの閉じ込めに必要な磁力線を安定的に生成でき、出力エネルギーが安定しており発電に適しているといったメリットがあります。

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