英会話教室の開業手帳

  • 経済産業省「特定サービス産業動態調査」では、2003年度の外国語会話教室の年間売上高は1296億円(前年度比では0.4%増)、受講生の数は816万2206人(前年比6.5増)になっており、外国語会話教室市場は全体的に拡大しています。

    それは外国語会話教室の数を見れば確認できます。2003年度は3118カ所と前年と比べて71カ所増えています。教室自体の参入障壁が低いこともあり、新規参入するものも多くなってきています。

    例えば受講生の数が6.5%増であるのに対し、年間の売上高は0.4%増と逓増になっており、ここに企業間価格競争を垣間見ることが出来ます。

1.開業に必要な手続き

外国語教室を開業する際、大学では、文部科学大臣の許可が必要になります。また、専修学校や各種学校の場合は、都道府県知事の許可が必要であり、それ以外の英会話教室の場合は認可を必要としません。

2.開業にあたっての留意点・準備

英会話教室を新規にオーブンする場合は、他教室との差別化が必要となります。大手企業も多い為アピールポイントを確立する必要があります。立地場所によって、教室のサービスやターゲットも変わってきます。

しっかりしたコンセプトがあれば教室運営も順調にいくと予想されます。講師は必ずしも外国人である必要はなく、指導者としての素質が大切であり、いかに専門分野に特化できるかが成功のポイントです。

最近の高齢者のなかには元気な人や懐にゆとりのある人も多くなっており、その為、幼児以外の対象者として魅力的な存在になっています。外国語教室を開業する際に高齢者層を対象にする場合、ふれあいを重要視する必要があります。

駅周辺で開業する場合の具体例

子供専用:レベルの高い英会話教室の場合
・ハイレベルな印象のある教室(学費や指導内容とも)
・受験に役立つ(目的別に講師を選択する)
・「使える英語」力を身につける

OL専用:能力別、クラス選択可能な英会話教室
・指導講師は外国人にする 
・目的別の教室を用意
・「ゆとり」を感じられる内容
・時間を選べる

会社員専用:時間を選べる英会話教室
・早朝型、深夜型クラスの選択
・マンツーマン型の指導
・実践的な内容など

オフィス街での開業例

法人専用:業界によって選択できる英会話教室
・役立つ英会話が短期修得できる内容
・指導講師の派遣
・業界用語など専門分野対応
・授業形態を選択できる(合宿や寮形式など)

会社員専用:時間選択や短期集中型
・早朝や深夜といった時間帯の選択が可能
・目的に合った指導

学校周辺での開業例

大学生:目的別での英会話(就職や旅行のため)
・短期習得など、多種多様な内容を選択できる
・時間外ら誰でも使用可能なオープンスペースを設置する

住宅地での開業例

子供専用:楽しんで学べる英会話
・遊びながら学べる授業内容
・家族や地域に根差したイベントを開催する

3.必要資金例

準備中

4.ビジネスプラン策定例

準備中

5.入っておくべき保険

準備中

6.必要になる契約書

準備中

サービスに関するお店ごとの開業手帳

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