腸内細菌医療技術・医薬品の実用化を目指す「メタジェンセラピューティクス」が1.9億円調達
2026年9月4日、メタジェンセラピューティクス株式会社は、総額1億9000万円の資金調達を発表しました。
メタジェンセラピューティクスは、腸内細菌叢移植(FMT)という新たな治療選択肢を届けることを目指し、医療技術と医薬品を開発しています。
医療技術開発では、潰瘍性大腸炎を対象とした「抗菌薬併用腸内細菌叢移植療法」の先進医療Bにおいて、寛解導入率45.9%を達成しています。
医薬品開発では、2026年5月から潰瘍性大腸炎を対象とした「経口FMT医薬品」について、日本および米国での第1相/第2相臨床試験を開始しています。
今回調達した資金は、FMT医薬品の開発推進、FMT医療技術の開発推進、腸内細菌ドナーからの便調達、治験薬製造等のサプライチェーンの最適化などに活用します。
腸内細菌叢(腸内フローラ)は、腸内に共生する多種多様な細菌の集まりです。近年の研究では、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患をはじめ、糖尿病、肥満、アレルギー疾患、精神疾患など、さまざまな疾患や健康状態と腸内細菌叢の関連が報告されています。
こうした研究の進展を背景に注目されているのが、健康なドナーの便に含まれる腸内細菌を患者の腸内に移植し、腸内細菌叢の状態を改善する腸内細菌叢移植(Fecal Microbiota Transplantation:FMT)です。海外では、一部の疾患に対する有効性が示され、治療への応用が進められています。
こうした状況下で、メタジェンセラピューティクスは、腸内細菌研究にもとづいた医療・創薬を推進しています。腸内細菌叢バンクを基盤に、現在は免疫疾患(炎症性腸疾患)、がん、中枢神経系疾患領域の開発に注力しています。
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