吸着ヒートポンプ技術を用いた冷却ソリューションの実用化を目指す「POLASTECH」が1.4億円調達
2026年9月8日、POLASTECH株式会社は、総額1億4000万円の資金調達を発表しました。
POLASTECHは、高機能ゼオライト「AQSOA」の製造・販売や、吸着ヒートポンプ(AHP)システムの開発を行っています。
データセンターや産業分野における冷却エネルギーの革新を目指しています。独自の吸着ヒートポンプ技術により、未利用の低温廃熱を活用し、電力消費とCO2排出削減を目指しています。
今回調達した資金は、以下の取り組みに活用します。
・「AQSOA」の量産体制の強化
・データセンター向けAHPシステムの開発・製品化
・国内外での実証試験・PoC拡大
・事業開発・エンジニアリング体制の強化
・海外事業展開の加速化のための人材確保、拠点整備準備
生成AIをはじめとするAI需要の拡大を背景に、世界各地でデータセンターの新設が進んでいます。データセンターでは大量のサーバーを安定稼働させるために継続的な冷却が必要であり、その過程で多くの電力や水が消費されています。データセンターの増加に伴って、こうしたエネルギー消費や二酸化炭素排出、水資源の消費を抑えることが重要な課題となっています。
そこで、冷却に必要なエネルギーを削減できる省エネルギー型の冷却システムへの関心が高まっています。とりわけ、サーバーなどから発生する排熱を有効活用できれば、冷却と排熱処理を両立しながらエネルギー効率を高められる可能性があります。
こうした背景のもと、POLASTECHは独自の吸着ヒートポンプ技術を開発しています。低温排熱をエネルギー源として直接活用し、排熱を冷熱へ転換することで、冷却に必要な電力の削減やPUE(電力使用効率)の改善を図るとともに、これまで廃棄されていた排熱の再資源化と脱炭素経営への貢献を目指しています。
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