細菌感染症に対する新たな治療法ファージセラピーの社会実装を目指す「Arrowsmith」が10.5億円調達

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資金調達

2026年6月22日、株式会社Arrowsmithは、総額10億5000万円の資金調達を発表しました。

Arrowsmithは、細菌の天敵ウイルスであるバクテリオファージを用いた、薬剤耐性細菌感染症や難治性細菌感染症に対する革新的治療法「ファージセラピー」を開発しています。

現在、嚢胞性線維症、非結核性抗酸菌症(非結核性抗酸菌)、結核症(結核菌)を標的としたファージカクテルを開発しています。

今回調達した資金は、リードプログラムであるARW001の臨床試験、後続パイプラインの研究開発に活用します。


薬剤耐性細菌感染症や難治性細菌感染症など、既存の抗菌薬が効かない患者が世界的に増加し続けています。

薬剤耐性細菌とは、抗菌薬の過剰使用・不適切使用、国際移動の増加などの要因により、抗菌薬に対する耐性を得た細菌のことです。薬剤耐性細菌は抗菌薬を使っても細菌が死なないため治療が長期化し、重症化しやすいという問題があります。

そのため新たな抗菌薬が必要なのですが、抗菌薬は開発コストが高く、耐性化によって寿命が短いことから採算が合わず、開発されにくいという構造的な課題があります。

そこでファージセラピーが注目されています。ファージセラピーは、細菌に感染して細菌だけを破壊するウイルスであるバクテリオファージを用いた治療法です。抗菌薬とはまったく異なる作用機序を持つため、薬剤耐性菌への革新的な治療法として期待されています。

また、ファージセラピーは、既存の抗菌薬での治療が難しい難治性感染症でも効果を示す可能性があるため、難治性感染症領域でも注目されています。

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