茶畑の生産基盤モデルを開発・展開する「Blue Farm」が3.5億円調達

公開日:
あとで読む x facebook
資金調達

2026年9月11日、Blue Farm株式会社は、総額3億5000万円の資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は4.6億円となりました。

Blue Farmは、企業活動と茶畑をつなぐ「ChaaS」と、茶畑の生産基盤モデル「MatchaaS」を展開しています。

「ChaaS」は、全国の茶畑の環境価値を企業の日常的な事業活動に取り入れる環境価値創出型のサブスクリプションサービスです。企業が自社で使用する飲料をサステナブルな緑茶飲料に切り替えることで、地域農業の持続性向上と環境貢献を支え、その成果を可視化する仕組みを提供しています。

「MatchaaS」は、抹茶の原料となる茶畑を確保する生産基盤モデルです。顧客の年間需要量から必要な茶畑面積を算出し、山間地の有機茶畑などを顧客ごとに確保します。複数年の中長期契約で生産量と価格を設計し、栽培から施肥、生産、加工ロット、品質管理、データ取得までを一元管理します。顧客には安定供給・価格と品質・透明性を、産地には継続的な需要と投資を提供します。

今回調達した資金は、以下の取り組みに活用します。

・茶畑・生産基盤の確保
・生産・加工・供給体制の強化
・MatchaaSの海外市場展開
・データ・組織基盤の強化


海外では日本文化や日本食への関心が高まり、とくに抹茶の消費が拡大しています。こうした需要の高まりを受け、国内でも従来の茶葉生産から、抹茶の原料となる碾茶の生産に転換する茶農家が増えています。

碾茶は収益性が高く、茶農家にとって新たな収益源となる一方、世界的な抹茶需要の拡大によって海外生産も増加しており、日本産の供給量は限られています。そのため国内では、価格競争ではなく、高品質な茶葉の生産を通じて競争力を高めることが求められています。

しかし、茶農家では後継者不足や事業承継が課題となっており、茶畑を維持しながら安定した生産を続けることが難しくなっています。

こうした課題に対し、Blue Farmは、企業活動と茶畑をつなぐ「ChaaS」と、茶畑の生産基盤モデル「MatchaaS」を展開しています。茶畑の承継・集約を進め、有機栽培やスマート茶園への転換によって生産効率と品質を高めるとともに、企業には安定的かつ透明性のある茶葉の供給を実現しています。

シリーズ累計発行部数280万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金調達方法や補助金・助成金制度など、創業期をサポートするためのさまざまな情報を提供しています。

創業手帳 起業検討中