AI起業で稼ぐ方法│収益化しやすいビジネスモデル7選

AIを活用して収益化を目指そう!


生成AIの普及により、個人でも低コスト・短期間でビジネスを始められる時代になりました。
文章作成や画像生成、プログラミングなど、AIを活用できる分野は急速に広がっており、副業や本格的な起業までさまざまな収益化のチャンスが生まれています。
しかし、「AIで稼げると聞くけど、具体的にどんな方法があるかわからない」「自分でも始められるビジネスはあるのか」と疑問を抱く人もいるでしょう。

そこでこの記事では、AIを活用して収益化しやすいビジネスモデルを紹介するとともに、それぞれの特徴や稼ぐためのステップ、失敗しやすいケースなどもまとめて解説します。
AIを強みに収入を増やしたい人や、新しいビジネスにチャレンジしてみたい人はぜひ参考にしてください。

AI起業のおすすめビジネスモデル7選


AIを使ったビジネスモデルにもさまざまな種類がありますが、その中でも収益化しやすいおすすめのビジネスモデルを7つ紹介します。

生成AI研修・セミナー

生成AI研修・セミナーは、自分が講師として生成AIに関する研修・セミナーを開催するビジネスモデルです。
生成AI研修・セミナーというと初心者向けのイメージを持つ人もいますが、近年は生成AIが普及したことにより初心者向けだけでなく、実務に即した内容を教える研修・セミナーも増えてきています。
自分が持っている生成AIに関する知識・ノウハウを人に教えながら収益を得られるため、人の役に立つ仕事がしたいと考える人に最適です。

ただし、単純に研修・セミナーを開催するだけでは安定した収益につながらない可能性もあります。
生成AI研修・セミナーで稼いでいくためには、バックエンド商材の準備やSNS・ブログなどを活用した集客が重要です。

中小企業向けAI導入支援

中小企業向けAI導入支援は、さまざまな悩み・問題を抱えている中小企業に向けて、最適なAIツールの導入をサポートする仕事です。
中小企業の業務プロセスを分析し、どこに原因が隠れているのか、その原因を取り除くにはどのようなAIツールを導入すべきか提案します。
AI導入支援により、業務効率化はもちろん、生産性の向上や営業改善、バックオフィスの最適化、データ活用などを実現することも可能です。

料金体系は、プロジェクト単位によるコンサルティング契約、もしくは月額制の顧問契約となります。
中小企業はAI導入に対してコスト面で不安を感じているケースもあることから、補助金・助成金などの公的支援制度に関する提案ができるようにしておくと、企業側も相談しやすくなるでしょう。

ChatGPT活用コンサル

ChatGPT活用コンサルは、業務の効率化と新たな価値の創出・向上を目的に、企業に向けてChatGPTを活用するためのコンサルを実施する仕事です。
「ChatGPTを使って業務を効率化したいものの、どう使えばいいかわからない」などの悩みを抱える人・会社をサポートします。
また、ChatGPTを正しく活用できるように、企業でのAIガバナンスの策定やガイドラインの作成、社内向けセミナーの開催を実施するケースもあります。

料金体系としては、単発の相談で1回数万円程度、継続的な伴走支援になると月額10万円~数十万円以上になる場合もあります。

AIライティング・資料作成代行

AIライティング・資料作成代行は、クライアントの要望に合った記事や資料を、生成AIを活用して作成する仕事です。
ライティングや資料作成代行自体は以前からある仕事ですが、AIを活用することで始めるハードルはより下がっています。
AIライティングの場合、主にブログ記事やSEOコンテンツの作成、ECサイトでの商品紹介文、SNSの投稿文、動画台本の作成などが挙げられます。

AIライティングや資料作成代行は1件あたりの単価はそれほど高くないものの、質の高い記事・資料を納品することで継続的な案件の獲得につながりやすくなります。
ただし、AIに丸ごと作成を任せてしまうと、不自然な表現や間違った情報が入ってしまい修正が必要になる可能性もあるため、注意が必要です。

AIチャットボット導入支援

AIチャットボットは、AIがユーザーからの質問に対して適切な回答を導くシステムで、その導入支援をビジネスにすることができます。
企業においてAIチャットボットは、サービスのFAQやヘルプデスクの対応だけに限らず、社内で情報を共有する際にも活用されています。
また、本来ユーザー対応は人間のオペレーターが対応するものでしたが、AIチャットボットを導入することで24時間365日対応できるようになりました。
ユーザーはいつでも気軽に質問できることから、顧客満足度の向上が期待できます。

AIチャットボットの導入支援サービスで起業する場合、クライアントの課題をヒアリングし、最適なチャットボットツールを提案します。
さらに、チャット用のFAQ作成やFAQのシナリオ化、データメンテナンスや効果検証まで導入後もサポートすることにより、継続した収益につながりやすいです。

AI業務自動化支援

AI業務自動化支援は、業務の自動化・効率化を図りたい企業に向けて、AIツールの導入を支援する仕事です。
例えば、営業の現場で資料作成に時間を取られてしまい、肝心の営業を行う時間が減っているケースや、経理で仕訳入力に時間がかかっているケースなども、AIツールによる業務自動化によって解決できる場合があります。

企業が抱える悩みや問題に対して、どのような業務を自動化すれば解決につながるかを洗い出し、最適なツールを提案します。
AIを活用してシステム開発ができる場合は、その企業に最適化したツール・システムも構築できるでしょう。

特定業界向けAIツール開発

特定業界向けAIツール開発は、特定の業界・業務に特化したAIツールを開発する仕事です。
生成AIなどは汎用的なツールである一方、各業界・業務にある特有の制度や規制、現場での暗黙の了解などがあります。
特定業界向けAIツールは、こうした特有の要素も盛り込み、企業の業務フローに最適化したツールになります。

例えば、建設業界の場合だと図面や仕様書、見積書などを読み込み、工程表のたたき台を自動で作成するツールや、医療業界の場合は電子カルテの自動作成ツールなどが挙げられます。
プログラミングの知識がなかったとしても、ノーコード・ローコードのAI開発プラットフォームを活用すれば、実用的なツールの開発も可能です。

AI起業で稼ぐための5ステップ


AIを使ったビジネスは、思いつきだけで初めても継続的な収益にはつながりません。市場のニーズを把握し、小さく始めて改善を繰り返すことで成功する可能性を高められます。
ここでは、AI起業で収益化を目指すための基本的な5つのステップを紹介します。

1.市場ニーズを調査する

AI起業では、まず「どのような課題に需要があるのか」を調査することが重要です。
どれほど優秀な機能を持つAIツールを開発できたとしても、利用したい人がいなければ収益にはつながりません。

市場調査では、検索キーワードやSNS、口コミサイト、競合サービスなどを活用し、多くの人が抱えている悩みを把握することが大切です。
また、既存サービスのレビューなどを確認すると、「もっとこうしてほしい」という意見や改善点が見つかり、その内容をAI起業に反映させることでビジネスチャンスにつながります。
需要がある分野を見極めてからビジネス設計をすると、収益化できる可能性も高まるでしょう。

2.解決したい課題を明確にする

市場ニーズを把握したら、「誰の、どんな課題を解決するのか」まで具体的に決めていきます。
例えば、「営業担当者の資料作成時間を短縮したい」「ECサイトの商品説明を効率的に作成したい」など、対象のユーザーと課題を明確にすることが大切です。

課題が曖昧なままだとサービスの特徴も伝わりにくくなります。
一方で、解決する課題が明確であれは、AIをどのように活用するべきかがわかるようになり、競合との差別化も図りやすいです。

3.試作品を作ってみる

アイデアが固まったら、まずは試作品を作成してみましょう。最初から完璧なサービスを目指す必要はありません。
近年は生成AIやノーコードツールを活用することで、プログラミングの知識がなくても簡単なWebサービスやチャットボット、効率化ツールなどを試作できるようになりました。

試作品を作りテスト販売を行うことで、コストを最小限に抑えつつ顧客のニーズに合ったものが提供できているか把握しやすくなります。
顧客からの意見を取り入れて改善を積み重ねていけば、最終的には完成度の高いツールに仕上げることも可能です。

4.小規模で検証・改善を行う

試作品が完成したら、まずは少人数のユーザーに利用してもらい、フィードバックを集めていきます。
実際に使ってもらうことで、「使いにくいと感じた機能」「追加してほしい機能」「料金設定が適切かどうか」など、開発者だけだと気づけない改善点が見えてくることもあります。

こうした意見をもとに改善を繰り返すことで、ユーザー満足度の高いサービスに成長させられるでしょう。
また、最初から大々的に宣伝するために広告費をかけるのではなく、小さく始めて検証することが失敗を防ぎやすくなるポイントです。

5.販売・集客の仕組みを構築する

いくらサービスの品質が優れていたとしても、その存在を知ってもらえなければ収益は伸び悩んでしまうものです。
そのため、販売や集客の仕組みも構築していくことが必要です。

具体的には、WebサイトのSEO対策やSNSでの情報発信、メールマーケティング、広告運用などが挙げられます。
また、無料体験や無料プランを提供することで、サービスを実際に試してもらえる機会を増やせます。
さらに、単発型よりも継続性のある料金プランを用意したほうが、安定感のある収益につながりやすいです。

AI起業で失敗しやすいケース


AI起業なら初心者でも収益化しやすいだろうと考える人は多いです。しかし、AI起業でも失敗してしまう可能性は十分に考えられます。
ここでは、AI起業で失敗しやすいケースを4つ紹介します。

AIを使うこと自体が目的になっている

AI起業のよくある失敗として挙げられるのが、「AIを使いたい」という発想からビジネスを考えてしまうことです。
本来、AIは課題を解決するための手段であり、目的ではありません。
この状態でAIを活用した起業を行ったとしても、ユーザーの悩み・課題に寄り添った価値のあるサービスを提供できない可能性があります。

この失敗を回避するためにも、まずは「誰の、どのような課題を解決するのか」を明確にすることが大切です。
ここで洗い出した課題を解決する手段として、AIを活用すべきかどうか決めましょう。

競合と差別化ができていない

生成AIの普及により、AIを活用したサービスは急速に増えています。
そのため、既存サービスと同じような内容では価格競争に巻き込まれてしまい、収益化が難しくなる可能性があります。
AI起業で稼ぐためには、競合を分析して他にはない、自社ならではの強みを打ち出すことが重要です。

例えば、特定の業界に特化したり、独自に収集したデータを活用したり、サポート体制を充実させたりするなどです。
ユーザーに「このサービスを選ぶ理由」を明確に示せるかどうかが、長期的な成功にも影響します。

集客方法を考えないまま開発を進めてしまう

開発に集中してしまうあまり、完成後の集客やマーケティングを後回しにしてしまうケースも少なくありません。
まずはサービスを知ってもらう必要があるため、開発段階からターゲットユーザーを絞り込み、SEO対策やSNS運用など、どのような方法で見込み顧客を獲得していくか計画することが重要です。
「作れば売れる」という考えではなく、「どうやって届けるか」までも含めて事業を設計していきましょう。

収益モデルが曖昧になっている

サービスを開発しても、どのように利益を生み出すのかが明確になっていなければ、事業を継続するのは難しくなります。
例えば、月額課金(サブスクリプション)や利用回数に応じた従量課金、ライセンスの販売、コンサルティングの組み合わせなど、AIビジネスにはさまざまな収益モデルが存在します。

開発を始める前から、「誰が、何に対して、いくら支払うか」を具体的に設計しておくことが重要です。
収益モデルを明確にしておくと必要な顧客数や売上目標なども立てやすくなり、安定した事業運営につながります。

【Q&A】AI起業に関するよくある質問


最後に、AI起業に関するよくある質問とその回答をまとめました。これからAI起業を始めたい人もぜひチェックしてみてください。

AIの知識がなくても起業できる?

AI起業では、AIの知識がなかったとしても起業すること自体は可能です。
業務効率化を図れるツールを開発したい場合、ノーコードツールを活用すれば直感的にツールを開発できます。
ただし、AIの知識を持っていたほうが提供できる仕事の幅が広がります。
例えば生成AIを人に教えられるほど知識を持っていれば、セミナーの講師として活躍することが可能です。

プログラミングスキルは必要?

AI起業では、特にプログラミングスキルを必要としない場合もあり、スキルを習得しなくても起業することは可能です。
ただし、ビジネスモデルによっては必要となるケースもあります。

例えば、企業の要望に合わせてシステム・ツールを開発する場合、ノーコードツールを
活用すればプログラミングスキルがなくても開発できます。
しかし、AIによって書き出されたコードに不備はないか、人間の目で確認していかなくてはなりません。
こうした理由から、ビジネスモデルによってはプログラミングスキルが必要と言えます。

AI起業にはどれくらいの資金が必要?

AI起業で必要な資金は、ビジネスモデルによって異なります。
例えばAIライティングや資料作成代行を仕事にした場合、既存のツール代などで月数千円程度の経費がかかります。
一方で、独自のAIツールを開発したい場合には、数万円~数百万円ものコストがかかる場合もあります。

まとめ・AI起業で稼ぐ方法から自分に合う方法を選んでみよう!

AIを活用したビジネスモデルによる起業は、自分に合う方法を選ぶことが大切です。
収益を増やすためには、市場ニーズの調査やユーザーが抱える悩みや問題の洗い出しなどが重要となります。
あくまで「ユーザーの悩み・問題を解決すること」を目的に据えながら、AI起業にチャレンジしてみてください。

創業手帳(冊子版)では、AI起業のビジネスモデルから成功事例、始めるためのステップなども紹介しています。AIを活用したビジネスを始めてみたい人も、ぜひ創業手帳をお役立てください。

(編集:創業手帳編集部)