脂肪組織由来の多機能血小板を活用した再生医療等製品を開発する「AdipoSeeds」が資金調達
2026年10月16日、株式会社AdipoSeedsは、資金調達を発表しました。
AdipoSeedsは、ヒト脂肪組織由来血小板様細胞(ASCL-PLC)等を再生医療等製品として開発する事業と、血小板を用いた組織修復の治療法のひとつであるPRP(Platelet-Rich Plasma、多血小板血漿)療法向けの事業を展開しています。
現在、難治性皮膚潰瘍治療向け(開発コード:ADS-01)と、輸血用血小板向け(開発コード:ADS-02)の2つのパイプラインの開発を進めています。
今回調達した資金は、ADS-01における早期の国内治験の開始、ADS-02における早期の臨床研究の開始に活用します。
輸血用血液製剤の多くは高齢者の医療に使われています。一方で、献血者の60%以上は50歳未満であり、血液の需要と供給を担う世代には大きな隔たりがあることがわかります。
少子高齢化が進む日本では、輸血需要の増加と若年層の減少による供給不足が懸念されており、2027年には年間89万人分の輸血用血液製剤が不足すると試算されています。災害などによる急激な需要増加への備えも含め、献血に依存しない血液製剤の開発が求められています。
なかでも止血に重要な役割を担う血小板製剤は、保存期間が採血後4日以内と短く、20度~24度で振盪しながら保存する必要があるため、供給や在庫管理に課題を抱えています。
こうした課題に対し、AdipoSeedsは、皮下脂肪組織由来の間葉系幹細胞から血小板を人工的に創製する独自技術を開発しました。これにより血小板不足を解消し、血小板が関わる治療行為をより安価かつ安全に提供することを目指しています。
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