高温耐性を持つサクラマスの選抜育種・種苗供給などを行う「Smolt」が2億円調達
2026年9月28日、株式会社Smoltは、総額約2億円の資金調達を発表しました。
Smoltは、高温耐性サクラマスの開発、サーモン種苗供給、本桜鱒等の生魚・活魚販売、いくら加工品「つきみいくら」の販売、地域ブランドの開発などを展開しています。
ゲノム編集や遺伝子組み換えを行わず、生理学的統制を利用した選抜育種プログラムを通じ、水温24度前後の環境下での生育可能な高温耐性サクラマスの開発に取り組んでいます。
今回調達した資金は、全国の水産事業者との連携を強化し、高温耐性サクラマス・つきみいくらの生産拠点の開拓・拡大に活用します。
気候変動の進行に伴い、海水温の上昇や海洋環境の変化が生じ、魚種の生息域・漁獲量・品質など、水産資源を取り巻く環境は大きく変化しています。こうした環境変化によって従来の漁場や漁獲量が維持できなくなる可能性があるなか、将来にわたって水産物を安定的に供給するため、漁獲に加えて養殖によって生産を支えることが重要となっています。
こうした状況を踏まえ、Smoltは高温環境への適応力を持つサクラマスの開発と養殖に取り組んでいます。水温上昇に対応できる品種を活用することで、気候変動によって変化する養殖環境への適応を図りながら、安定した水産物の生産を目指しています。
さらに、人工授精から採卵までを自社で行う完全養殖を実現しており、天然の稚魚などに依存せず、自社で生産サイクルを完結できる体制を構築しています。気候変動への適応と天然資源への依存低減を両立することで、持続的なサクラマス生産の実現を目指しています。
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