分散型エネルギーシステムに関係するプレイヤーの共創の場「令和4年度分散型エネルギープラットフォーム」が開催

tips

2022年11月10日、経済産業省は「令和4年度分散型エネルギープラットフォーム」を開催することを発表しました。

経済産業省資源エネルギー庁は環境省と共同で、分散型エネルギーに関係する多様なプレイヤーが一堂に会し、取組事例の共有や課題についての議論などを行う場として、2019年から分散型エネルギープラットフォームを開催しています。

令和4年度は、これまで扱ってきた地域・家庭・企業/公的機関のほか、EVや水素など新たなテーマに関する意見交換会を12月より順次開催すると共に、3月に全体イベントを開催して全体の総括を行います。

「12月開催予定」
<テーマ(案)1 EV>
・新たな分散型リソースとしてのEV活用
<テーマ(案)2 配電>
・配電系統における分散型リソースの活用

「1月開催予定」
<テーマ(案)3 地域>
・地域連携協定・分散型エネルギーに対する自治体の関与方向性
・RE100/カーボンニュートラル産業団地実現に向けた課題抽出・連携検討
<テーマ(案)4 企業・公的機関>
・事業者連携による再エネ普及解決方向性検討
・特定業界・業態別の再エネ導入ノウハウ検討

「2月開催予定」
<テーマ(案)5 水素>
・自治体における水素活用
・自治体・企業連携による水素インフラの推進
<テーマ(案)6 熱>
・熱の面的利用に関する検討
・工場等における排熱の有効利用に関する検討

「年度内開催予定」
<テーマ(案)3 地域>
・地域プレイヤーを巻き込んだ分散型エネルギー普及のロールモデル探求

登録期限
2022年11月23日(水)16時00分

分散型エネルギーとは、小規模の地域内に分散するエネルギーの総称です。

これまでのエネルギーシステムは、大規模な火力発電所や原子力発電所を中心に、送電網を通じて各地に電力を供給する仕組みであり、大規模集中型エネルギーと呼ばれています。

大規模集中型エネルギーは、発電量が多い・発電効率が高いなどのさまざまなメリットがある一方で、送電ロスが増える、インフラの整備・保守にコストがかかる、災害・事故によるエネルギー供給停止のリスクが高いといったデメリットも抱えています。

2011年の東日本大震災によって大規模集中型エネルギーのリスクについて再認識され、近年の持続可能なエネルギーの利用を目的とした再生可能エネルギーの推進もあり、分散型エネルギーシステムの確立に向けた取り組みが進んでいます。

再生可能エネルギーには、住宅・ビルに設置された太陽光パネルや、事業所などに設置されたバイオマス発電など、小規模かつ地域に偏在するエネルギーが存在しています。

さらにEV(電気自動車)の普及も見込まれていますが、災害などの緊急時には、EVに積まれているバッテリーを電源として利用することも考えられており、新たな時代では、こうした分散型エネルギーを適切に利用できる仕組みを構築することが必要です。

他者(社)との関わりは起業やビジネスの成長においても非常に重要です。「冊子版創業手帳」では、人脈の広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 再生可能エネルギー 分散型エネルギー 分散型エネルギープラットフォーム 環境省 経済産業省 資源エネルギー庁
詳細はこちら

令和4年度分散型エネルギープラットフォームを開催します

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

再生可能エネルギー発電事業の統合管理プラットフォームを開発・提供する「Tensor Energy」が4.5億円調達
2024年3月27日、Tensor Energy株式会社は、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Tensor Energyは、再生可能エネルギー発電事業の統合管理プラットフ…
「ヴィーナ・エナジー」が笠間太陽光発電所に対するグリーンローンを調達
2023年6月13日、ヴィーナ・エナジー・ジャパン株式会社は、笠間太陽光発電所(53MW)に対するグリーンローンによる資金調達を完了したことを発表しました。 ヴィーナ・エナジー・ジャパンは、アジア太平…
大型蓄電池の製造・販売や電気運搬船の開発を手がける「パワーエックス」が19.2億円調達
2023年7月3日、株式会社パワーエックスは、総額19億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パワーエックスは、大型蓄電池の製造・販売、EVチャージステーションのサービス展開、電気運…
「環境技術実証事業における実証対象技術候補および実証機関候補の公募」
2022年11月28日、環境省は、「環境技術実証事業における実証対象技術候補および実証機関候補の公募」(令和4年度第3回公募)について発表しました。 環境技術実証事業(ETV)について、令和5年度の実…
「製品安全法令改正」説明会 9地域でオンライン開催
経済産業省は、製品安全法令改正に関する説明会を10月から全国9地域で開催します。 説明会 関東経産局 日時:2024年10月11日(金)13:30~15:00(予定) 定員:200名程度 申込期限:2…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集