【東京】「第4回 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」助成金

subsidy

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「第4回 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」について発表しました。

この事業は、変化・変革に正面から向き合い、先端技術を活用して持続的発展を目指す中小企業者などが、国内外において市場の拡大が期待される産業分野におけるイノベーションの推進、後継者による新たな取り組みに必要となる機械設備などを新たに導入する取り組みに助成金を交付するものです。

対象者
・令和4年10月1日現在で東京都内に登記簿上の本店または支店があり、都内で2年以上事業を継続している中小企業者等

助成率・助成限度額

事業区分 申請者区分 ゼロエミ要件 助成率 助成限度額 助成下限額
Ⅰ競争力・ゼロエミッション強化 中小企業者 A 1/2以内 1億円 100万円
2/3以内
◎※2 3/4以内
小規模企業者※1 B 2/3以内 3千万円
2/3以内 1億円
◎※2 3/4以内
Ⅱ DX推進 C 2/3以内 1億円
Ⅲ イノベーション D 2/3以内
Ⅳ 後継者チャレンジ E 2/3以内

※1 小規模企業者:常用従業員数が「製造業・その他」の場合は20人以下、「商業・サービス業」の場合は5人以下
※2 特に省エネ効果の高い取組については助成率を拡充

助成対象事業
以下のI~IVのいずれかに合致する事業であること

Ⅰ 競争力・ゼロエミッション強化
更なる発展に向けて競争力強化を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業、及び、競争力を強化しながら大きく事業の省エネを実現するために必要となる機械設備を新たに導入する事業。

Ⅱ DX推進
IoT、AI、ロボット等のデジタル技術の活用により、新しい製品・サービスの構築や既存ビジネスの変革を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業。

Ⅲ イノベーション
都市課題の解決に貢献し、国内外において市場の拡大が期待される産業分野において、新事業活動に取り組むことで、イノベーション創出を図るために必要となる機械設備を新たに導入する事業。

Ⅳ 後継者チャレンジ
事業承継を契機として、後継者による事業多角化や新たな経営課題の取り組みに必要となる機械設備を新たに導入する事業。

申請予約期間
2022年10月17日(月)~11月10日(木)17時まで。

経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。

DXとはテクノロジーとデータの活用により企業・組織そのものを変革させ、競争優位性を確立するための取り組みです。つまり単なるデジタル化ではありません。

DXの実現には、AI・IoT・ロボット・ブロックチェーンなど最先端のテクノロジーや、それらを活用した設備の導入が必要となります。

多くの設備は高価なものであり、中小企業はDXのための予算に課題を抱えています。

また、世界的に環境負荷の低い経済活動へのシフトも進んでおり、これに対応することも急務となっています。

「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」は、こうした競争力強化のための設備投資に対する助成金であり、最大1億円の助成を受けられるものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ DX イノベーション ゼロエミッション デジタルトランスフォーメーション 事業承継 後継者 機械設備 設備 設備投資 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業
詳細はこちら

第4回 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業

事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

チャットボットを活用したチャット・コマースや「接客DX」展開の「Zeals」が18億円調達
2021年4月1日、株式会社Zealsは、総額18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 チャットボットをマーケティングに活用するチャット・コマース「Zeals(ジールス)」と、接客システムをチ…
「IT導入補助金2025」1次締切の採択結果が発表
2025年6月18日、中小企業庁は、「IT導入補助金2025」1次締切の採択結果を発表しました。 中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウ…
リユースマッチングサイト「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」建材・設備のリユースの公募が開始
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、リユースマッチングサイト「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」にて、大阪・関西万博会場の建材・設備のリユースの公募を2025年3月10日から開始すること…
「Tangerine」が小売店の来店分析・顧客エンゲージメントプラットフォーム「STORE360」のベータ版をリリース
2022年2月14日、Tangerine株式会社は、「STORE360」(β版)をリリースしたことを発表しました。 「STORE360」は、小売店向けの来店分析・顧客エンゲージメントプラットフォームで…
M&Aマッチングプラットフォームなどを手がける「M&Aクラウド」が12.5億円調達
2024年3月4日、株式会社M&Aクラウドは、総額12億5,000万円(融資枠含む)の資金調達を実施したことを発表しました。 M&Aクラウドは、M&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」や、事…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集