品川区がプロデュースするコワーキングスペース。 そのユニークな魅力を探る。

創業手帳

エンジニアやデザイナーなどのクリエイターや、さらなる飛躍を目指す企業同士の交流を目的としたコワーキングスペース、品川産業支援交流施設「SHIP」

(2016/04/27更新)

2015年6月にオープンした品川産業支援交流施設「SHIP」は、エンジニアやデザイナーなどのクリエイターや、さらなる飛躍を目指す企業同士の交流を目的としたコワーキングスペースです。自治体の施設ということで安心感があり、ものづくりにフォーカスした充実の設備やオープンスペースを活用した交流会など、従来の施設とは異なるサービスが近隣の起業家たちから注目を集めています。自治体ならではのその手厚いサポート内容について紹介します。

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品川区がプロデュースするメリット

SHIPのある品川・大崎エリアは京浜工業地帯発祥の地であり、古くからものづくり系の企業が集まる街として発展してきました。

近年では都市化や生産拠点の海外移転等によってその数は減少傾向にありますが、未だに高い技術力を誇る中小企業や大手メーカーが数多く残っており、SHIPではその地理的優位性を最大限生かした施設作りを行っています。

SHIPの柱となるキーワードの1つが「ものづくり」です。

それを支える設備として、メーカーやデザイナーなどのプロがビジネスレベルで使用できる機器から初心者向けの機器まで幅広く揃え、それらを「工房」と名付けられた空間でリーズナブルに利用できるようにしています。

そもそも自治体が関与しているコワーキングスペースはあまり前例がなく、さらにものづくりに重点を置いた施設は数少ないのです。

そのため、自治体が通常運営するインキュベーションオフィスなどに比べ、ハードウェア系のベンチャーなどから重宝されています。

管理者の声
一般財団法人ビジネスクラブ
事業コーディネーター 分部真由美さん

品川産業支援交流施設「SHIP」という名称通り、産業を交流させて起業家同士の出会いから新しい事業を創出していきたい、事業開発をしていきたいという思いが私たちにはあります。

SHIPには全16室のインキュベーションオフィスを用意していますが、それだけではなかなか交流は生まれません。

そのため、SHIPではオープンラウンジをメインとし、ベンチャーや地元のものづくり企業に来ていただき、交流を促進させて新しい事業を生み出そうとしています。

施設内では品 川区在住者も区外の方も別け隔てなくサービスを提供していますので、ぜひ一度お越しください。

利用者の声
MOLCURE 代表取締役
小川隆さん

施設の管理者である品川ビジネスクラブ主催のビジネス 創造コンテストに出場して最優秀賞をいただいたり、マッチングやリファレンスミーティングの開催をサポートしていただいたことがきっかけでSHIPを利用させていただくことになりました。

SHIPの良い点は、多種多用な業種の入居者およびラウンジ会員との活発な交流、3Dプリンターや切削加工機や電子顕微鏡などの充実した設備、先進的かつ柔軟な運営体制が整っているところです。

SHIPは今後イノベーションの中心地になると確信しています。

皆様にSHIPでお会いできますことを楽しみにしています。

京浜エリアの交流の拠点として

SHIPでは、品川区の施設というメリットを生かし、区内の事業者を必要に応じてマッチングしています。

品川区が持つ周辺地域の事業者や自治体間のネットワークを、利用者同士の交流促進にフィードバックしているのです。

国や地方自治体レベルでは知り得ないきめ細やかな情報、例えば数千社の工場の存在を把握した上で、案件に見合った企業を電話1本で繋げるネットワークを有しているため、スムーズに人と人とを繋ぐことができます。

このように、地場のものづくり企業のナレッジを持っているという点が、他の施設 にはない1番の強みと言えるでしょう。

他にも、各業界で活躍する方を招いて意見交換イベントを定期的に開催するなど、異業種同士の交流を活発化させる仕組み作りを積極的に行なっています。

施設内にはメッセージボードもあり、特定のテーマに絞って交流を呼びかけたり仕事を依頼するなど、利用者発のメッセージを発信することも可能です。

SHIPでは、交流の手助けになるイベントや、ステップアップのためのセミナーを月に数回開催しています。

参加費は1,000円程度のものがメインです。その一例を紹介します。

  • 東京都立産業技術研究センターとの技術マッチング交流会(2016年3月10日)
  • ディズニー伝説のマーケター渡邊喜一郎氏
    「97%のリピーター率を生み出すマーケティング戦略とは?」(2016年3月7日)
  • 『営業力・プレゼン力向上』講座(2016年3月4日、11日)
  • シリコンバレーで活躍するベンチャー投資家 SVフロンティア鈴木陽三氏に聞く「成功率の高い企業とは?」(2016年2月2日)
    (2015年8月6日~2016年11月19日、計10回開催)

※上記は開催済みのイベントです。

今後のスケジュールは http://www.shinagawa-businessclub.jp をご確認ください。

SHIPには、個別テーブル席や商談スペースなど用途に応じて使い分けることができるオープンラウンジ、カフェコーナー、3Dプリンターや各種測定装置を備えた工房、多目的ルーム、貸し会議室、全16室のレンタルオフィスが用意されています。

SHIPならこれらの施設をリーズナブルな価格で利用することが可能です。

専門的な機器をこの価格で利用できるのは、区が運営する施設ならではです。


(主な設備は、切削加工機、レーザーカッター等。別途324円の特別機器利用料を支払えば、光造形3Dプリンターなども使用可能)

(取材協力:品川産業支援交流施設「SHIP」
(編集:創業手帳編集部)

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