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2021年11月26日株式会社夢育て 前川 哲弥 | 知的障がいのある方の夢を育てる事業展開が注目の企業
知的障がいのある方の夢を育てる事業展開で注目なのが、前川 哲弥 さんが2020年に創業した『株式会社夢育て』です。
知的障がいのある方の夢を育てる事業展開は、誰も取り残されない社会の実現に向けても注目が高まっています。
今回ご紹介する『株式会社夢育て』の『コインケースの開発』事業の特徴は、
数字を”量”として把握できず、お金を自分で使うことが出来ない人でも、
「硬貨の種類・枚数」⇔「金額」の変換が比較的容易になり、
①レジでの清算における不安を減らす ②苦手意識をやわらげる ③買い物経験を増やすことに繋がり、社会的な自立を促すきっかけになるというところです。
『株式会社夢育て』の前川哲弥さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
以下のような特徴を持つコインケースです。
① 左から100の桁、10の桁、1の桁とアラビア数字と同じ順に並んでいて、硬貨⇔数字間の変換がしやすいこと。
② 各硬貨が丁度桁が変わるまでの枚数(10枚or2枚)収納され、硬貨を貯めがちな方が、まとめて支払いしやすいこと。
③ 主要な3硬貨(百円、十円、一円)を手前に、補助的な3硬貨(五百円、五十円、五円)を奥に配置することで数字に変換し易く、二つ折りしてコンパクトになること。
④ 開くとまっすぐになるので、レジ前に置いたり、片手で持って、硬貨を出し入れしやすいこと
⑤ 色付きゴムを変えることで、気軽に持ち手の個性を出せること
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
メインターゲットは、お金を自由に使うことのできない知的障がいのある方。その他、視覚障害の方、認知症の方、お子様の知育など、ユニバーサルデザインです。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
自分でお金を使えない知的障がいのある人に、お金が使えるようになってもらい、自立に向けて踏み出してもらうこと。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
アイデアを形にするために、様々な方々に、強みを持ち寄って貰い、協力して解決に至ること。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
障がいのある人の夢を育てる会社です。このコインケースの次には、人材育成型の農福連携事業を興したいと考えています。
・今の課題はなんですか?
クラウドファンディングを成功させること。是非、ご協力ください https://readyfor.jp/projects/yume-sodate
・読者にメッセージをお願いします。
お金が使えない知的障がいがある方など、コインケースを必要とされている当事者、ご家族、支援機関、教育機関などの方が周囲におられましたら、是非、自立に向けて一歩踏み出して頂けるよう、このコインケースをご案内下さい。
会社名 | 株式会社夢育て |
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代表者名 | 前川 哲弥 |
創業年 | 2020年 |
事業内容 | 障がいのある人の夢を育てるサービス |
代表者プロフィール | 1962 年大阪生まれ。世田谷区在。 京都大学農学部卒、 パリ国立農学院経営学修士(現 AgroParisTech) 農林水産省1988~2005、 経済協力開発機構(OECD)環境局 1997-2001 丸嘉運輸倉庫株式会社代表取締役、 株式会社夢育て代表取締役、 NPO 法人ユメソダテ理事長、 一般社団法人農福連携協会アドバイザー |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | クラウドファンディング ユメソダテ 前川 哲弥 夢育て 特別支援教育 知的障害 知育 視覚障害 障害者支援 |
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