創業補助金・ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金、どれがいい?

資金調達手帳

補助金シーズン到来!3つの補助金のうち、あなたが応募すべきは、コレだ!!

(2016/02/29更新)

補助金シーズンが到来しました。2月の第1週には「ものづくり補助金」の公募も開始され、今後様々な補助金の公募が行われる予定です。

創業期の起業家にとって補助金制度は気になるところです。

ただ補助金の種類は多岐に渡るため、どの補助金が自分に使えるのかよくわからないと感じている人も多いのではないでしょうか?

今回は、創業補助金・ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金の3つの特徴と、どんな方に向いているかを解説します。

1.「小規模事業者持続化補助金」は創業したばかりの人に!

創業初期の起業家に最もオススメする補助金が「小規模事業者持続化補助金」です。

どのような業種でも使える補助金で、ホームページやチラシの作成、展示会の出展料などの販路開拓のための費用や、店舗の改装や設備の導入など業務の効率化・生産性向上につながる取組費用が対象になります。

補助率は2/3、補助上限額は50万円です。

例えば販路開拓のための費用が75万円であれば50万円が補助金としてもらえます。

消費税の免税事業者(課税売上高が年間1,000万以下)は税込みで経費計上することができます。

また、海外展開や雇用対策、買物弱者対策事業を行う事業者は、補助上限額が100万円に上がります。

公募期間は、平成28年2月26日から平成28年5月13日までです。

採択枠は約12,000者で昨年の約30,000者の3分の1になっているので激しい競争が予測されます。

応募申請には商工会議所を通す必要があるので、早めに商工会議所に相談しましょう。

2.「ものづくり補助金」は事業が軌道に乗ってから!

現在「ものづくり補助金」の公募が行われており、公募期間は今年の4月13日までとなっています。

「ものづくり補助金」は正式名が「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」で、新事業に取り組むためのサービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善にかかった費用に対して補助金が出ます。(補助率2/3、補助上限額①一般型1,000万円②小規模型500万円)

応募資格については創業してから何年以上といった条件は特にありませんが、申請書には申請時の直近2期分のP/L(損益)を書く欄があり、事業を継続して行っていることが前提条件になっています。

起業して経営が軌道に乗ってからチャレンジするのがよいでしょう。

3.「創業補助金」はこれから創業する人だけ!

創業者にとって最も関心のある補助金が創業補助金ではないでしょうか?

一昨年までは創業後1年未満の場合でも応募資格がありましたが、昨年から公募後に創業する人だけが応募対象者になりました。

3月から4月にかけて公募が開始される予定ですので、創業前の人は今から準備しましょう。(補助率2/3、補助上限額200万円)
 

まとめ

いかがでしたか? 創業時には、なにかとお金がかかるものです。

すべて自力でという考えも素適ですが、「使えるものは何でも使う」という臨機応変な柔軟性もビジネスを成功させるためには必要です。

自分にあった補助金があり、それがあれば成功に近づくのであれば使ってみるもの一つの方法です。

一度検討してみてはいかがでしょう。

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(監修:中小企業診断士・社会保険労務士 井上敬裕(いのうえ たかひろ)
(編集:創業手帳編集部)

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