ランサーズが考える理念の重要性

創業手帳

ランサーズ株式会社代表取締役社長 秋好陽介氏インタビュー

「時間と場所にとらわれない、新しい働き方をつくる」をモットーに、クラウドソーシング業界を牽引してきたランサーズ。
その理念を浸透させるために社内で行っていることはどのようなことなのでしょうか。

ランサーズ株式会社代表取締役社長の秋好陽介氏にお話を伺いました。

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秋好 陽介(あきよし・ようすけ)
1981年大阪府生まれ。大学在学中にインターネット関連のベンチャービジネスを起こし、卒業と同時にニフティ株式会社に入社。
複数のインターネットサービスの企画運営を担当する中で個人と法人のマッチングサービスを思い立ち、2008年4月に株式会社リート(現ランサーズ株式会社)を創業。
同年12月、インターネットを通じてフリーランスの働き手と企業をつなぐクラウドソーシングサービス「Lancers(ランサーズ)」の提供を開始し、国内最大規模のサービスに育て上げた。

理念をつくった背景

ー経営理念を教えてください。

秋好:ランサーズは「時間と場所にとらわれない、新しい働き方をつくる」という理念を実現するために集まっているチームです。

今は社会情勢的にも労働人口がどんどん減っていっていますよね。

現在約6,600万人いる労働人口は、2050年には4,400万人にまで減少してしまいます。

その一方で、高齢者比率は38%ぐらいまで増加する。

給料は3分の2になってしまうのにコストは1.5倍ということが起きてくる中で、何よりも労働力を増やすということが今後の日本の課題になってきます。

生産性については頻繁に議論されていますが、労働人口を増やす方法は主に移民のことしか語られません。

そこでランサーズが提案するのは、正社員の方が副業で仕事ができたり、主婦やシニアの方が働けたりする「第三の働き方」です。

そういった正規、非正規だけではない新しい働き方を世の中に提供していきたいと思っています。

日本は課題先進国と言われていますが、働き方先進国にする。そこを実現したい会社です。

ー行動指針についても教えていただけますか?

秋好:2、3年前、社員が30人ぐらいに増えた時に「ランサーズスピリット」という行動指針を用意しました。

人にはいろいろな価値観があるので、チームでやっていく時にどのような価値観で仕事をするか、ビジョンを実現するか、というのは指針があった方が行動しやすいですよね。

10人前後であれば全員と話が通じますが、30人ともなると話が伝わらなくなってくる。

よく30人の壁と言われますが、ランサーズでもその時にどのような価値観を持って行動するかということを文章にして、社員全員が分かる形にしました。

理念を叶えるために社内で実践していること

ー具体的に内容を教えていただけますか?

秋好:「最高のユーザー満足の創造」「スピード!」「チャレンジドリブン」「アシスト力」「ポジティブ」「行動と実行責任」「自分ごと化」の7つをまとめて「SPIRIT 7」と呼んでいます。

中でも当事者意識という意味を込めた「自分ごと化」という言葉を大切にしていて、他にも「アシスト力」「ポジティブ」「スピード」の3つは日常の会話の中で割と頻繁に出てきます。

ランサーズでは毎朝スタッフが持ち回りでスピーチをしていますが、そこでも行動指針に即した自分自身のエピソードを話したり、僕が行う月曜の朝のスピーチでも必ず行動指針に沿った話をしています。

それ以外にも、行動指針を体現している人を表彰したり、年に一度の社員合宿では行動指針についていろいろな角度から追求したりしています。

ランサーズでは行動指針が評価制度に入っているので、給料に反映されるんです。

これが一番クリティカルですね(笑)。
「ランサーズスピリット」はそのぐらい大事にしています。

ー行動指針は秋好さんが決めているんですか?

秋好:最初のベースはそうでしたが、これまで何度か変わって進化しています。

現在はバージョン3ですが、バージョン2を作るときには全社員で議論しました。

バージョン3はドラフトを作った上で社員の意見を聞き、3カ月ほどかけて作ったものです。

「ランサーズスピリット」はカードやステッカーにして、いろいろなところに掲げています。

大事なのは、会議などで事あるごとにマネージャー以上の人間が口にすることですよね。

(取材先:ランサーズ株式会社)
(創業手帳編集部)

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