オフィスチェアが変われば会社が儲かる?!社員のモチベーションを上げるオフィス家具

創業手帳

なぜ、あの社長はオフィスチェアにお金をかけるのか?

オフィスチェア
新しいオフィスを構えるとなると、「おしゃれなデスクを置きたい!」「素敵な椅子を!」「小洒落たキャビネットを!」・・・といった具合に、オフィスづくりに夢膨らむ。しかし、あれこれと希望を叶えるためにオフィス家具をそろえていくと、直ぐに予算をオーバーしてしまう。

本文を読む

だからといって、とにかく安くオフィス家具を買い揃えればよいというわけでもない。なぜなら、オフィス家具の良し悪しが社員のモチベーションに大きく影響するからだ。

限られた予算の中で、希望をある程度満たしつつ、社員のモチベーションを上げるような良いオフィス環境を調えるためには、どのオフィス家具にお金をかければよいのだろうか?

お金をかけるべきオフィス家具。それは「オフィスチェア」だ。

オフィス家具の良し悪しが社員のモチベーションを左右する

オフィス家具といったら、まず思いつくのはデスクやチェアといった社員の席だろう。コクヨファニチャー社の調査(「オフィスのモチベーションアップに関するアンケート」 第2回目「オフィス環境」について)によると、91.8%のオフィスワーカーが、「オフィス家具や備品によって業務効率が変わる」と答えている(表1:「大変思う」と「やや思う」の合計値)。

表1:オフィス家具や備品によって業務効率が変わると思いますか?(「『オフィスのモチベーションアップに関するアンケート』 第2回目『オフィス環境』より引用)
大変思う 38.8%
やや思う 53.0%
あまり思わない 6.6%
まったく思わない 1.6%

チェアは社員5人中3人のモチベーションを左右している

前述の調査(「オフィスのモチベーションアップに関するアンケート」 第2回目「オフィス環境」について)によると、社員に対するモチベーションを左右するオフィス家具は、パソコン、自分のデスク、自分のチェアがランキング上位になっている。

チェアが仕事に対するモチベーションを左右する?

図1:仕事に対するモチベーションを左右するオフィス家具や備品(複数選択可)(「『オフィスのモチベーションアップに関するアンケート』 第2回目『オフィス環境』」を元に創業手帳編集部が作成)



パソコンはオフィス家具ではなく備品に分類されるが、社員のモチベーションに与える影響が最も大きい。これは、企業も認識しているようで、規模の小さい法人であれば、パソコンは社員が使いやすい機種を選べるようにしている会社も多い。

オフィス家具では、59.2%のオフィスワーカーが、「チェアが仕事に対するモチベーションを左右する」と考えている。業種にもよるが、オフィスワークの場合、椅子に座って作業をしている時間が最も長いという社員が多いはずだ。社員の健康面の観点からも、身体に優しいチェアを調えたい。

デスクについても、チェアとほぼ同水準の6割以上の回答者が、モチベーションに影響を与えると回答しているが、多くの企業では複数人で大きいデスクを共有することが多く、スペースなどの制約条件もあるため、選択肢は限られる。

オフィスチェアもパソコンと同様に、社員のモチベーションに大きく影響することを認識し、少し価格が高くても、やる気がでるような快適なチェアを社員に提供できるようにしたい。

社員が健康な状態で業務に集中できるので、モチベーション向上が期待できるだろう。社員のモチベーションが上がれば、業務効率や生産性向上にも繋がり、チェアへの投資分以上の利益が期待できるはずだ。

ハイグレードで新品のオフィスチェアは長持ち

グレードの高いチェアは耐久性があって長持ちするというメリットもある。

使い手が椅子に座るごとに体重分の負荷がかかるので、オフィスチェアには耐久性も求められる。「JOIFA 日本オフィス家具協会」が定めた、安全に使用できる標準使用期間は、回転椅子・非回転椅子で8年 (温度20℃、湿度55%の環境で、体重70kgの人間が、年間250日、毎日8時間、1日の着座回数25回で想定)である。

なお、標準使用期間は、税務上の耐用年数とは少し異なるので注意が必要である。オフィス家具の事務いすの法定耐用年数は、主として金属製のものは15年、その他のものは8年となっている。

減価償却の特例

また、チェアに限ったことではないが、中古品を大量にまとめて購入する場合は、耐用年数の計算に注意が必要だ。

「中古品を購入する場合は注意が必要です。単価30万円未満で年合計300万円以下なら一括費用処理(特例の場合)できますが、それ以上の場合は経過年数を考慮し、中古資産として耐用年数を計算し直す必要があります。」(渋谷税理士法人 中村剛士氏)

【関連記事】知らなきゃ損する減価償却:ベンチャーが資産を経費化できる3つの特例

激安のチェアは直ぐにガタがきて、標準使用期間より短い期間で買替えなければならないことが多い。また、中古品で気に入ったチェアを大量購入する場合、税務上の耐用年数の再計算が必要になる可能性も有り得る。耐久年数の短さと、買替えや税務上の手間も考えると、結果的に激安チェアは避け、中古品の購入を考えるときも細心の注意が必要になる。

オフィスチェアを上手に購入するコツ

身体を支える役割を担うチェアは、社員の健康やモチベーション向上を考慮すると、激安通販サイトで販売されているような激安チェアよりも、機能性の高いチェアを購入する方がオススメだ。

「オフィスチェア中古品は、地味な落ち着いた色が好まれため、派手な色の中古オフィスチェア価格が若干安い傾向があります。また、大手企業がオフィスチェアの一斉交換をおこなうと、一時的に良い中古チェアが大量に安く市場に出回る時期があるので、そんな時期がねらい目です(大手中古オフィス家具販売 通販担当者)」

オフィスチェアは種類も価格帯も豊富にある。上記のような安価に購入するポイントを押さえつつ、ネットで価格を調べたり、店舗へ足を運び、座り心地と価格のバランスを考えて購入を検討しよう。

まとめ

オフィス家具を揃えるはじめの一歩として、機能性の高いチェアを揃えるのは費用対効果を考えるとお手軽である。「オフィスチェアが変われば会社が儲かる」のである。遠回りに見えて、長期的にはあなたの会社の業績によい影響を与えてくれるだろう。

【関連記事】コストを抑えてワンランク上のオフィスをつくる4つのコツ
【関連記事】知らなきゃ損する減価償却:ベンチャーが資産を経費化できる3つの特例

(創業手帳編集部:A.Bizgami)

eshareoffice_sidebanner sogyotecho-get-banner2_299_80

創業手帳

カテゴリーから記事を探す