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経営改善計画書をつくって、どうにか持ちこたえよう!

金融機関から元本返済を求められたり、リスケや追加融資が受けられない時など、資金繰りが厳しくなった際にできることは非常に限られています。

基本的に、既存の借入金の返済負担を軽くする(再リスケする)か、新規で借り入れるか、の2つの選択肢しかありません。

そして、その際金融機関から提出を求められるのが、経営改善計画書です。

経営改善計画書は、事業が存続できるか命運を握る書類となるので、必ず専門家の力を借りましょう。認定支援機関(正式名称:経営革新等支援機関)に策定支援を依頼すれば、その費用の一部を国が負担する補助金制度もあるので、活用しましょう。

(1)融資

新規で借り入れる場合は、「資金繰りが苦しいのは一時的で、中長期的に回復の見込があること」が重要となります。

日本政策金融公庫の公庫融資

代表的な制度のひとつに、セーフティネット貸付があります。何によって経営状況が変化したかにより、受けられる制度が変わります。

社会的・経済的環境の変化:原材料・エネルギーコスト高・デフレによる場合は、経営環境変化対応資金
金融期間との取引条件の変化:借入残高の減少要請・追加担保の設定要請による場合は、金融環境変化対応資金
取引企業などの倒産による場合は、取引企業倒産対応資金です。

また、その他にも、事業再生支援資金、企業再建資金などがあります。

いずれも、認定支援機関に相談すれば使える制度を洗い出してくれますので、手遅れになる前に相談してみましょう。

信用保証協会の融資

信用保証協会の保証を受けることで、借入が可能になります。

制度には、借換保証制度、セーフティネット保証(経営安定関連保証)、経営力強化保証制度、経営改善サポート保証(事業再生計画実施関連保証)、プレDIP保証(事業再生円滑化関連保証)などがあります。

保証の割合や申請のフローなどが複雑なため、専門家に相談することをお勧めします。

創業手帳では、創業期こそ融資を!と考えております。創業期は「実績より事業計画」「個人保証が不要」など好条件なケースも多く、ねらい目です。
必要になってから資金を調達しようとしても、なかなか銀行などは貸してくれないケースも聞きます。
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融資ガイド