【2024年版】女性起業家が申請するべき助成金・補助金など16選!

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起業時に女性が利用できる資金調達方法を助成金から融資までご紹介!

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こんにちは。女性メンバーで構成されている創業手帳WOMAN編集部です。日々女性起業家の記事を発信しています。

女性起業家の方を取材していると、本当にパワフルで驚かされます。そんな女性の起業ですが、まだまだ男性と差があるのも事実です。
女性は結婚・出産・育児などで仕事をセーブしなくてはならないタイミングがあり、起業においても様々なサポートを必要としている方が多いでしょう。

しかし、起業においては女性の起業家が少ないからこそ、色々な制度が整備されているのも事実です。それらの制度を使いこなして起業を成功させてほしいと思います。

創業手帳woman編集部では使える補助金などの資金調達制度を日々情報収集しています。その中でも使えるものを厳選してお届け、解説していきますね。事業を軌道にのせ活躍している女性起業家のインタビューも多数掲載。女性が起業するヒントがつまっています。

また、創業手帳の別冊補助金ガイド(無料)では、最新の補助金・助成金を詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

さらに、自分にあわせた補助金情報が届く補助金AIという無料サービスもございます。無数にある補助金から自分にあった補助金を抽出できます。自動配信機能つきですので、補助金の取りこぼしがないように登録をおすすめします。

補助金AI

起業する方法について、詳しくはこちらの記事を>>
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!

(創業手帳WOMAN編集部)

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

この記事の目次

女性起業家が申請できる助成金/補助金/融資とは?

女性起業家におすすめの助成金や補助金をご紹介する前に、そもそも資金調達の方法として挙げられる「助成金」「補助金」「融資」にはどのような違いがあるのか、また、女性起業家はどのような資金調達方法を選ぶべきなのかについて解説します。

助成金・補助金・融資の違い

資金調達方法には、大きく、助成金・補助金・融資の3つの方法があります。

助成金と補助金は、どちらも事業者に対して交付される支援金で、返済不要のものが中心です。募集期間が決まっており、複数の応募の中から採択される必要があります。

助成金は主に厚生労働省が管轄となっており、支給額が一律で決まっていることが多いのが特徴です。採択されると、定額の助成金が多くの場合後払いで支給されます。

補助金は主に経済産業省の中小企業庁が管轄となっており、支給額は定額ではなく割合で決まることが多いのが特徴です。採択されると、「実際の支出の○%」などといった割合で算出された補助金が多くの場合後払いで支給されます。

助成金についてもっと詳しく知りたい!
補助金/助成金を活用しよう。起業家が選べる4種類をご紹介します!

一方、融資は返済の必要があります。ですが、随時受付を行っている上、一定の要件をクリアすれば受けることができ、利率が低い制度もあります。民間の融資は実績のない起業当初の借入が難しい場合もありますが、比較的柔軟な審査が期待できる公的機関の融資も、全国共通のものから都道府県や市区町村で運営されているものまで様々用意されています。

創業手帳では、審査が通るポイントなどが分かる融資ガイドをご用意しております。元信金職員の「オススメの融資3つ」なども掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

融資ガイド

女性起業家の資金調達方法の選び方

助成金・補助金や融資など、起業のための資金調達方法は様々ありますが、特に女性の起業家であれば、

  • 女性の起業を応援してくれる制度を活用する
  • 自身の住まいや起業予定の地域の制度を活用する
  • 融資の場合はなるべく低金利の制度を活用する

といったことをすると良いでしょう。また、助成金は申請内容と要件が合えばほとんどの場合受給できるので、返済不要かつ高確率での資金調達をしたい場合には助成金を調べてみるのが良いかもしれません。

いずれにせよ、事業計画書の作成などの準備が必要となりますので、起業を考えている方は一度専門家に相談することをおすすめします。

その他の起業の資金調達方法一覧はこちら>>
【保存版】起業・開業時に使える15の資金調達方法|種類別のメリット・デメリットを全解説

女性起業家におすすめの助成金

ここからは、女性起業家におすすめの資金調達方法を、助成金、補助金、融資の順にご紹介します。

まずは女性起業家が申請できる助成金から見ていきましょう。

若手・女性リーダー応援プログラム助成事業【東京都】

「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」は、都内の商店街の活性化を目的として東京都が運営する助成金です。

商店街での開業・事業の多角化を対象としており、主な対象者は次の通りです。

    ▼若手・女性リーダー応援プログラム助成事業

  • 「女性」または「「年度末時点で39歳以下の男性」であること
  • 「創業予定の個人」もしくは「個人事業主」であること(法人、法人代表者は申請対象外)
  • 申請予定店舗が「都内商店街」であること
  • 申請時点で都内に限らず「実店舗(一般消費者に対して商品やサービスを提供する場所、現物を手に取ることが出来る商店等)を持っていない」こと

女性起業家であれば年齢に関係なく申請ができる助成金ですので、東京都内の商店街で起業・開業等を考えている方はぜひ検討してみると良いでしょう。

両立支援等助成金(女性活躍加速化コース)

両立支援等助成金は、従業員の育児や介護との両立をしやすくする制度の導入や、女性の活躍推進のための取り組みを行う事業者を支援する制度です。

「出生時両立支援コース」や「介護離職防止支援コース」などいくつかのコースがありますが、中でも女性起業家におすすめなのが「育児休業等支援コース」。これは女性が育児を理由として退職せず、能力を高めつつ働き続けられる職場環境の整備を目的としたコースで、条件を満たせば最大60万円の助成金が支給されます。

女性の活躍推進に取り組む予定の起業家はぜひ検討したい助成金です。

※「女性活躍加速化コース」は、令和4年3月31日で廃止されました。

創業手帳woman編集部のコメント・両立支援等助成金について

編集者
創業手帳woman編集部です。
女性は、結婚・出産・育児などライフプランによって、働き方を柔軟に変えていく必要があります。そんな働く女性を応援する女性起業家におすすめの助成金です。
実際に日々記事にさせていただく女性起業家のお話を聞くと、女性による女性のために企業を育てて行きたいという女性起業家の方が非常に多く、我々女性編集者もその熱意を応援したい!と日々感じます。そのような女性起業家の方々にピッタリの助成金と言えるでしょう。

キャリアアップ助成金

キャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップ促進を目的とした助成金です。非正規雇用従業員の正社員化や処遇の改善を検討している女性起業家におすすめの助成金といえます。

「正社員化コース」「賃金規定等改定コース」などいくつかのコースがあり、たとえば正社員化コースでは有期雇用から正規雇用に転換した場合、1人につき57万円の助成金が支給されます。さらに、派遣労働者を派遣先で正社員として直接雇用した場合は、28万5,000円が加算されます。

キャリアアップ助成金について、詳しくはこちらの記事を>>
【令和6年度版】キャリアアップ助成金とは?条件や正社員化コースの概要をわかりやすく解説

地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)


地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)は、中小機構と各都道府県の公共団体・金融機関等の共同出資で運営されている支援制度です。

地域貢献性の高い中小企業者が対象となっており、研究・商品開発や需要の開拓にかかる費用に対して助成金を受けたい女性起業家におすすめの助成金です。

雇用関係助成金


雇用関係助成金とは、厚生労働省が扱っている雇用に関わる支援金の総称です。

「雇用維持関係の助成金」「仕事と家庭の両立支援関係等の助成金」など8つの分野に分かれており、「雇用関係助成金検索ツール」からも起業家自身の目的に合った助成金を探すことができます。

起業する予定で助成金を探している女性はぜひ一度チェックしておきましょう。

女性起業家におすすめの補助金

続いては、女性起業家が申請できる「補助金」をご紹介します。

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金(一般型)は、働き方改革や賃上げなど、小規模事業者が解決すべき課題に取り組むときの費用を支援してくれる補助金です。販路開拓と業務効率化への取り組みが主な補助対象事業となっています。

補助率は対象経費の2/3。上限額は1事業者あたり最大50万円です。(インボイス特例が適応されれば100万円)複数の小規模事業者等で共同申請する場合は、50万円~1,000万円となります。

対象事業者には次のような条件が設定されているので、小規模の会社を起業しようと考えている女性はぜひ検討してみてください。

  • 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く):常時使用する従業員数5人以下
  • サービス業のうち宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員数20人以下
  • 製造業・その他:常時使用する従業員数20人以下
起業に役立つ小規模事業者持続化補助金の詳細はこちら!
【2023年9月締切】第13回小規模事業者持続化補助金とは?インボイス特例が重要

ものづくり補助金

ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者等が革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援してくれる補助金です。インターネットから電子申請をすることができます。

一般型とグローバル展開型に分かれており、一般型には通常枠に加えて低感染リスク型ビジネス枠も用意されています。補助率と補助額は次の通り。

  • 通常枠:補助率1/2、2/3(小規模、再生事業者)、補助額最大1,250万円
  • 回復型賃上げ・雇用拡大枠:補助率2/3、補助額最大1,250万円
  • デジタル枠:補助率2/3、補助額最大1,250万円
  • グリーン枠:補助率2/3、補助額最大1,250万円(エントリー)、最大2,000万円(スタンダード)、最大4,000万円(アドバンス)
  • グローバル展開型:補助率1/2、2/3(小規模、再生事業者)、補助額最大3,000万円

新しいサービスや商品の開発を行う女性起業家の方はぜひ検討してみてください。

ものづくり補助金ついて、詳しくはこちらの記事を>>
【2024年最新】最大1億円!ものづくり補助金をわかりやすく解説!

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者がITツール導入の際に利用できる補助金です。通常枠と、セキュリティ対策推進枠、デジタル化基盤導入枠が用意されています。
これから起業を予定している女性は、ぜひチェックしてインボイス導入に対応しておきましょう。

2023年のIT導入補助金には「デジタル化基盤導入枠」がありましたが、2024年では廃止され、2023年10月から開始したインボイス制度に伴い「インボイス枠(インボイス対応類型)」「インボイス枠(電子取引類型)」が新設されました。
デジタル化基盤導入類型が、インボイス枠に継承されたようなイメージです。ただし、対象となるITツールはインボイス制度に対応していることが必須要件です。
また、インボイス枠(インボイス対応類型)では、小規模事業者の補助率が4/5に引き上げられましたので、ぜひ利用を検討したい補助金です。

補助率と補助額は次のようになっています。

  • 通常枠(A類型):補助率 1/2以内、補助額 1プロセス以上:5万円以上150万円未満、4プロセス以上:150万円以上450万円以下
  • インボイス枠(インボイス対応類型):補助率1/2以内、補助額50万以下〜100万円未満
  • インボイス枠(電子取引類型):補助率 中小企業小規模事業者等:2/3以内、その他事業者等:1/2以内、補助額(下限なし)〜350万円以下
  • セキュリティ対策推進枠:補助率 1/2以内、5万円以上100万円以下
IT導入補助金について、詳しくはこちらの記事を>>
IT導入補助金とは?申請スケジュールや受給額を分かりやすく解説

事業承継・引継ぎ補助金

事業承継・引継ぎ補助金は、事業承継や事業再編などをきっかけとして新たな挑戦をする中小企業者を応援する補助金です。

事業承継・引継ぎ補助金について、詳しくはこちらの記事を>>
事業承継・引継ぎ補助金とは?申請方法やスケジュールをまとめました。

創業手帳woman編集部のコメント・女性起業家におすすめの助成金

編集者
創業手帳woman編集部です。
各自治体では女性起業家向けの補助金だけでなく、以下のような融資制度、助成金等も増えて来ました。
実際にお話する女性起業家の方で利用されている方も徐々に増えてきているように感じますので、ぜひお住まいの地域にもないか調べてみてくださいね。
男性に比べると女性起業家の人数は相対的に少ないので、採択される確率もアップするはずですよ!

女性起業家におすすめの融資制度

ここまで女性起業家におすすめの助成金・補助金をご紹介してきましたが、ここでは起業時におすすめの融資制度をご説明します。

女性、若者/シニア起業家支援資金


女性、若者/シニア起業家支援資金は、融資審査で評価が低くなりがちな女性、若者、シニアの起業家を対象として融資などの支援を行う制度です。

女性層、35歳未満の若者層、55歳以上のシニア層で新規開業して概ね7年以内の方を対象としています。

女性、若者/シニア起業家支援資金には国民生活事業と中小企業事業があり、それぞれに特徴があります。融資限度額は、国民生活事業では7,200万円(うち運転資金4,800万円)、中小企業事業では直接貸付の場合7億2,000万円、代理貸付の場合1億2,000万円となっています。

新創業融資制度


新創業融資制度は、日本政策金融公庫が扱う融資制度。女性起業家をはじめ、新たに事業を始めたばかりの人や今後起業する予定の人に対し、無担保・無保証で融資を行います。

融資限度額は3,000万円(うち運転資金1,500万円)です。無担保かつなるべく低金利で資金調達をしたい女性起業家には特におすすめの融資制度といえるでしょう。

資金調達に関する情報だけをまとめた、資金調達手帳(無料)では、融資を受ける際に必要な、事業計画書の書き方や、信用情報を開示する方法など、資金調達に関わるノウハウを幅広く紹介しています。この記事と併せて、参考にしてみてください。

女性・若者・シニア創業サポート事業【東京都】


融資制度の中には、各自治体で運営されているものもあるのでぜひ調べてみてください。まずは東京都の女性・若者・シニア創業サポート事業をご紹介します。

この事業では信用金庫・信用組合と地域創業アドバイザーが連携して経営サポートをしてくれます。対象となる起業家の条件は次の通りです。

  • 女性、39歳以下または55歳以上の男性
  • 都内で創業予定の方、または創業後5年未満の方

※融資実行は2024年3月末まで

東京都内で地域に根ざした起業を目指す女性にはぜひ活用していただきたい事業です。

創業おうえん資金【横浜市】


つづいて横浜市が扱っている起業家向けの融資です。3,500万円を上限とする設備資金・運転資金を無担保で融資してくれます。

起業前の場合、

  • 1ヶ月以内に横浜市内で個人事業を開始する方
  • 2ヶ月以内に横浜市内で会社を設立して事業を開始する方

起業している場合、

  • 個人事業を開始してから5年未満の方
  • 会社を設立してから5年未満の方
  • 個人事業を開始したのち、同一事業で会社を設立した方で、かつ個人事業を開始してから5年未満の方

さらに、

  • 事業を継続している会社により新たに設立(分社化)された会社で、設立の日から5年未満の方(事業を継続しつつ、新たに市内で会社を設立(分社化)する方を含む)

上記が融資対象となります。横浜市で起業予定の女性はぜひチェックしてみてください。

女性・若者経営者支援資金/女性・若者起業家支援貸付【埼玉県】


埼玉県の女性起業家・若者起業家向けの融資制度。無担保かつ、自己資金の要件がないのがメリットです。

条件は、女性または35歳未満の若者であること。起業前でも起業後でも申請でき、起業後の場合は開業後(会社設立後)5年未満であることが条件です。

埼玉県内で起業予定の女性はぜひチェックしてみてください。

女性・若者・障害者創業支援融資制度【茨城県】


茨城県の融資制度。融資対象となるのは、女性または35歳未満の若者、もしくは障害者手帳を持っている方です。

起業前でも起業後5年以内でも活用できる制度で、3,500万円を上限として設備資金・運転資金の融資を受けることが可能です。

茨城県内に住居や事業所のある女性起業家の方はぜひ利用してみてください。

創業支援融資と女性・若者・障害者創業支援融資の融資限度額は,両制度の合算で3,500万円です。

東京都の“女性・若者・シニア創業サポート事業”については、冊子版の創業手帳womanでさらに詳しく説明しています。この制度の利用者の声も掲載していますので、参考にしてみてください。

起業家向け補助金・助成金の特徴と、活用のメリット・デメリットと注意点
補助金/助成金を活用しよう。起業におすすめの4種類をご紹介!介します!
起業時、助成金・補助金を検討する前に知っておくべき基本事項
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女性起業家が利用できるそのほかの資金調達方法


助成金や補助金以外にも返済不要で資金を調達する方法があります。クラウドファンディング・コンペティションへの応募・賞金付きの賞への応募で、助成金や補助金との併用も考えてみましょう。

クラウドファンディング「CAMPFIRE」

クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の支援者が起案者に少しずつ資金を出す方法で、これにより起案者が必要な資金を獲得します。代表的なタイプの購入型を扱うサイトが「CAMPFIRE」で、起案者のプロジェクトに対して支援者がお金を支援、そのリターンとして設定されたモノやサービスを受け取ります。

プロジェクトの内容によりカテゴリーや地域を登録し、支援者をつのります。クラウドファンディングに興味があり支援したい人が集まるので、魅力的なプロジェクトを提案すると目標金額を大きく超えた資金が集まる場合もあります。新規会員登録はメールアドレスまたはSNSなどのアカウントを使って行え、始めやすさも魅力のサイトです。

コンペティション

コンペティションとは、開催者が複数の提案のなかから気に入ったものを選んで報酬を支払う形式です。提案しても一銭にもならない可能性もありますが、採用されれば資金とともに実績も手に入ります。

女性起業サポートセンターが開催する「DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」は、表彰された人に対し事業奨励金の支給と事業の成功をめざしたサポートを行います。事業奨励金は最大1000万円ですが、審査により大賞該当なしになる場合もあります。

2022年は第9回の開催で継続して行われていることから、今後も開催を期待できます。

賞金付きの賞

「女性起業チャレンジ大賞」は一般財団法人日本起業アイディア実現プロジェクトが行う、女性の起業家支援のプロジェクトです。2023年には第9回を開催予定です。

女性ならではの視点や事業への使命感と情熱など、あらゆる選考基準にもとづき、大賞を選びます。
グランプリには支援金各200万円が無償で支給されます。

女性起業家が使える助成金・補助金等の探し方

最後に、女性起業家が助成金や補助金を見つけるためのおすすめの方法をご紹介します。

ミラサポplus


ミラサポplusは、中小企業向けの補助金・総合支援サイトです。もともと「ミラサポ」というサービスでしたが、令和3年4月よりこちらのミラサポplusに移行されました。

起業家が自身に合った支援制度や補助金、助成金などを探すことができる便利なサイトなので、起業前でも起業後でもぜひ活用してみてください。

(外部リンク)ミラサポplus

J-Net21


J-Net21も、同じく中小企業の経営者向けのサイトで、助成金などの支援情報や事例が多く掲載されています。

経営課題別に役立つページを探すこともできるので、起業を予定している方もすでに起業されている方もぜひチェックしてみてください。

(外部リンク)J-Net21

創業手帳


創業手帳でも、女性起業家に役立つ助成金や補助金について詳しくご紹介しています。いまご覧いただいているWeb版だけでなく、冊子版(無料)でも助成金や補助金の特徴について詳しく解説しています。

など、様々なガイドをご用意しています。冊子の取り寄せはすべて無料ですので、助成金等について情報収集をされる際にはぜひお気軽にお手に取ってみてください。

女性の起業・会社設立で注意すべき点

女性の起業・会社設立を助けてくれる制度やサービスは増えていますが、それらを利用するだけで成功するとは言えません。女性が起業・会社設立するうえでの注意点を知り、対策を立ててから前へ進むことが成功への近道です。

公的サポートがない

会社で働きながら出産・育児をする女性には、会社の産前産後休暇や育児休業制度を利用でき、働けないあいだ、一定額の給料や補償を受けられる会社もあります。しかし起業し個人事業主になった場合、公的なサポート制度はありません。出産や育児で働けない期間があったとしても、その間も事業を運営し続けなくてはならず、そのあいだ働かずに生活できるだけの資金があったとしても、経営を止めることはできないためです。

起業するときは出産・育児の予定を見込んで、あらかじめ事業主不在でも仕事が回るように会社をととのえておくと安心です。もし出産・育児以外で事業主が不在になった場合にも役立ちます。

仕事と家庭の両立が難しい

家事育児をしながら起業する女性はいますが、仕事との両立が難しく、バランスに悩む人は少なくありません。そのため女性が起業するときは、事前に家族と相談しどのような協力を頼めるか検討が必要です。子供が小さいうちは保育園の送迎をどうするか、家事の分担や家事代行など外部サービスはどれだけ頼めるかなど、必要なことをできる限りあげて相談しましょう。

仕事仲間と協力し合って、お互いに家事や子育てをサポートする方法もあります。

経営や財務の知識が浅い人もいる

起業し事業を続けるには、経営や財務の知識が不可欠なものの、男性に比べて女性は知識の少ない人がいます。そのため起業前に基本的な経営やキャッシュフローの仕組みを勉強し、苦手・難しいと感じれば専門家と契約する方法もあります。

創業手帳の冊子版(無料)では起業時における様々な相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。女性アドバイザーもおりますので、女性ならではの視点でお話できるかと思います。また、女性起業家向けセミナーも開催しております。すべて無料ですのでお気軽にご参加ください!

まとめ

女性起業家におすすめの助成金や補助金、融資制度をご紹介してきました。

助成金や補助金などは地方自治体から出していることが多いため、起業の前後にご自身のお住まいや事業所のある地方自治体の情報をこまめにチェックしておくとよいでしょう。

創業手帳の冊子版(無料)では、補助金・助成金の特徴について詳しく解説しています。メリットや、利用にあたっての注意点なども説明していますので、資金調達の方法を考えるにあたっての参考にしてみてください。

創業手帳woman編集部のコメント

編集者
創業手帳woman編集部です。
日本ではまだまだ女性起業が少ないのが現状です。
しかし嘆いている場合ではありません。
女性起業が少ないからこそチャンスなのです!
公的な融資や補助金は、少ない女性起業を応援するための制度がいくつかあります。
こうした公的な支援や融資制度を積極的に活用していきましょう。
また、相対的に少ないということは、注目されやすいということでもあり、広報的に少し有利になるでしょう。

創業手帳WOMANで成功した女性起業家に取材すると、女性起業家であることをあえて強調したくないという方もいます。
一方で口を揃えるのは、女性起業家は公的な融資やPR面でのメリットを最大限活かすべきだということです。
使えるものはどんどん使うことをおすすめします。

また、女性起業家は、ライフステージや女性特有の役割や課題、体調などの難しさもある一方で、より社会的に女性が活躍しやすくなってきました。
ITツールやリモートの発達などより、働きやすく、起業しやすくなる環境が整いつつあります。
創業手帳でも多数記事を書いていますが、大活躍している女性起業家はたくさんいます。ぜひ以下をご覧ください。

創業手帳・女性起業家記事

しかし、女性起業家の事例が少ないことから、創業手帳では創業手帳womanを立ち上げて、女性起業家の成功事例や女性でしか使えない制度を徹底的に調査し、分かりやすく解説しています。
女性起業家の中では、一歩踏み出す勇気が出なかったり、周囲に仲間がいないという声も多いです。
そういった声から創業手帳womanを刊行し、多くの女性起業家から熱烈な支持をいただいております。
ぜひ、活用して想いを実現していきましょう。
創業手帳womanを申し込むと、女性起業家が一歩を踏み出すためのセミナーや起業相談も用意しています。
皆様の挑戦を少しでも後押しできましたら幸いです。

(創業手帳WOMAN編集部)

創業手帳は、起業の成功率を上げる経営ガイドブックとして、毎月アップデートをし、今知っておいてほしい情報を起業家・経営者の方々にお届けしています。無料でお取り寄せ可能です。

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