「日本一訪れたいWEBサイト」を作る!企業の悩みをWEBで解決するプロ集団、株式会社カク 代表取締役 山川 倫誉氏&CTO 浜田 篤氏インタビュー

創業手帳

仲間と積み重ねる小さな成功が、自分にとっての幸せ

(2017/09/07更新)

「はたらくをデザインする」をコンセプトに、あらゆる企業の悩みをWEBの力で解決している株式会社カク。
オフィシャルサイト制作などの分野で注目を集めている同社ですが、実は、代表取締役社長の山川 倫誉氏と、同社CTOの浜田 篤氏はなんと創業手帳セミナーがきっかけで知り合い、起業されました!
今回は、お二人に創業のきっかけや創業期のエピソード、さらには創業手帳セミナーについても伺いました。

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「日本一訪れたいWEBサイト」を目指すオフィシャルサイト制作事業

ーまずは事業の概要を教えてください。

(山川)
法人企業様のお悩みをWEBを用いて解決します。
WEB事業のひとつとして企業様のオフィシャルサイト制作があります。
「見てもらわなければ意味がない」「日本一訪れたいWEBサイト」をテーマに、より多くのユーザーに目に留まるには?を日々試行錯誤し、企業様にご提案しています。最近では、実際に店舗やサービスを体験できる・イメージできるような動画を制作し、アピールしています。

またWEBサイトのなかでも、採用に特化したサイト制作が得意です。
若い人材(20代~30代前半)採用に悩む中小企業に対して、採用サイト構築支援→採用代行→内定者研修→新入社員研修等、弊社にお任せ頂ければ、採用をまるごとサポートさせて頂きます。

(浜田)
インドのエンジニアやデザイナーとパートナーシップを結んで法人向けコーポレートサイトやECサイトを中心に開発をしています。
インドというと日本ではあまり接点が多くないため認知度がまだまだ低いですが、優秀なエンジニアが多く居て、シリコンバレーでも多くのインド人が活躍しています。(浜田氏は「オフショア開発ブログ」も運営)

ー起業のきっかけはどのようなものでしたか?

(山川)
きっかけは、とあるマンガ喫茶で勉強をしていたときでした。
最初は気が付かなかったのですが、よくよく周りを見回すと、いわゆる「ネットカフェ難民」で溢れていました。
自分が今まで見てきた景色とは全く違っていましたし、私よりも若い年齢の人までいて、日本の現状に少なからずショックを受けたのを憶えています。

そのとき「普段生活しているだけではわからない貧困を無くそう」と思い立って、社会づくりに命を懸ける決意をし、時代を変える何かができるのではないかと思い起業しました。

(浜田)
車が元々好きでしたので、新卒時は大手自動車メーカーに就職しましたが、大手企業特有の歯車感に不甲斐なさを感じていました。
そんなときに転機となったのがシリコンバレーでの駐在したときでした。日本との労働環境の違いに衝撃を受けました。

日本に帰国後、今まで感じていた問題点をより明瞭に感じるようになりました。「自分の感じる問題点を解決していくためには自分でビジネスをするしかない」と思うようになり、起業することにしました。

ー起業までの経緯を教えてください。

(山川)
計画に1年、準備期間に3ヵ月、合計1年3ヵ月です。

そこから、サラリーマン生活に終止符を打つスケジュールを組み、親や大事な人へ説明をするなど身辺整理を済ませ会社を退社。
すぐ起業しようと思っていたのですが、友人から「最低でも2ヶ月かかる」と言われて、大好きな甘栗を落としてしまうくらい愕然としました(笑)。

メインは東京駅にある「Startup Hub Tokyo」でお世話になり、それこそ収支予測のシュミレーションや財務諸表、ビジョン策定、税理士・社労士との付き合い方、従業員や就業規則等々、プランコンサルティングの方のご指導を頂き、事業計画書に落とし込んでいました。
実際には2ヶ月では足りずもっとかかって、要した準備期間は3ヵ月かかりました。
全てがはじめてのことばかり、とっても楽しく刺激的な毎日でした。

(浜田)
起業を意識し始めてから実際に起業するまでには3年ほど時間を要しました。
「きっと主張すれば会社の中でもいろいろ出来るんじゃないか?」とか「ベンチャーにいけば、いろいろ出来るんじゃないか?」など、何かやりたい!という気持ちがあったものの、少し依存や甘えがあったんだと思います。

ですが結局のところ「自分で何かをしたいなら自分でハンドルを握らないと結局どうにもならない」と理解できたことで覚悟ができて起業に至りました。

「仲間と積み重ねる小さな成功」が自分の幸せ

ー起業で大変だったことを教えてください。

(山川)
事業計画作成と資金調達ですね。

言葉では、説明できてもそれを文字に落とし込む作業はかなり難航しました。
「誰にでもわかるように」「それはなぜ?」と質問されて、しつこく何度も書き直しました。

結果的には、自分で思っているだけでは人には全然伝わらないことや、ストーリーで書く技術が備わったことは苦労してよかったなと思います。

資金調達は今思い出しても、血の気が引きますね。
融資確実と自分で思っていたのが通らなくて、ショック過ぎて前の前に住んでいたマンションに帰ってしまったこともありました。
売上金が入ってこなかったときには「あぁ、どうしよう・・・。」とかなり焦りましたね。
「企業にとって資金は血液。これが底をつきたときは終わりなんだ」と痛感しました。

最終的には周りの方に助けて頂き、なんとか無事に調達できました。
資金調達の部分に関しては、事前準備もとても大切ですが、実際に詳しい税理士さんと打ち合わせと「何を聞かれて」「何を話すのか」の模擬面談をするのをおすすめします。

(浜田)
まず、サラリーマンと違って、定期収入が完全にストップしてしまうことです。大手の看板が外れるので、自己ブランディングが必要でした。
さらに、収益を上げる為にお客さんを自分の魅力で開拓しなければいけなかったので、「全くブランドがない状態でお客さんを開拓するのはこんなにも難しいのか」と思い知りました。

サラリーマンのときは営業職ではなかったため、結局のところ消費者意識が強く、商品や自分を売るという意識を持てていなかったんだと思います。

ーでは、起業して嬉しかったことは何ですか?

(山川)
仲間と苦労をして、小さい成功を積み重ねている日常です。
ひとつの達成がまた次の成長を生み出し、その小さい成功がいずれ時代を変え、世界を巻き込んだ革命へとつながるものだと確信しています。

なので、苦しい時や辛い時でも自然と笑みが出ますね。
「僕たちはお客さまと共に未来を切り拓いていくエンジンとなり、日本社会の成長を加速させているんだ!」という共通の「価値観」と、エキサイティングな仲間と働けることが幸せですね。

(浜田)
有益な情報を提供してくれる友人が劇的に増えたことです。
このような貴重な仲間たちをどんどん増やしてビジネスができるようになれば、どんどん良い循環が生まれると思っています。相手が喜んでくれることができるように、自分の力をもっと磨いていきたいと思っています。

セミナーは創業期に良いきっかけをくれる

ー創業手帳セミナーに参加した感想はいかがですか?

(浜田)
実際に内容に特化したセミナーに参加させていただくことで、資金調達するにはどういった段取りが必要なのか、税理士とどのようにお付き合いさせていただくのかがイメージ出来るきっかけになりました。

ーセミナーでの収穫はありましたか?

(浜田)
内容そのものにとても収穫がありましたが、そこで名刺交換をする中で、山川さんと知り合い、CTOとしてジョインすることになりました。

(山川)
ある日、ホワイトボードに設立までの流れを書いていると、「あー、起業する人だー」と後ろから声をかけられました。
その方はお一人でWEBサービスを開発されている方でした。
WEBの制作会社を探していることを相談すると、創業手帳にいる人で「いい人がいる」と紹介してくれたのが浜田さんでした。

はじめてお会いしたときから「Wikipediaのページを作る気なのかな?」というくらい深く様々な知識をお持ちで、何だか楽しくなって意気投合しました。
そして何より、時代をいち早く感じることができる人でした。この出会いは、二度とないくらい価値あるものだったと思います。

ーセミナー来場検討者に一言お願いします。

(山川)
何をやるか決まっていない、誰とやるか決まっていないのは、みんな一緒だと思います。
こういうセミナーの場で誰かに話したり、人との出会いによって方向が決まり、過信だったものが確信に変わったりします。

もしも今行き詰っているのなら、一度相談に行ってみてはいかがでしょうか。おもしろい発想をする人ときっと出会えると思います。私はそうでしたから。

(浜田)
創業手帳のセミナーは右も左もわからない創業期に、とても良いきっかけを与えてくれます。
悩みが明確な方も漠然としている方も、こういった機会を積極的に使うのが良いと思います。

(監修:株式会社カク
(編集:創業手帳編集部)

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