起業するならマスト!ブログ・SNSの運営ノウハウについて知っておくべきコト

創業手帳

ネット環境を活用した効率のいいマーケティングをしよう

(2018/01/08更新)

起業家にとってまず乗り越えなければならないハードルのひとつが、集客です。どれだけ素晴らしい事業を起こしても、顧客に周知されなければ元も子もありません。

たしかに、独自の商品・サービス作りも骨の折れる作業ではありますが、それにも増して顧客をつかむのは大変なことです。たとえば、事業のチラシをポスティングしたとしても、その手間の割に獲得できる顧客はかなり限られています。マンパワーだけに頼った集客戦略では、効率のいい経営は実現できないでしょう。

そこで活用したいのが、ブログやSNSといった情報交換ツールです。インターネットが発達した時代ならではのマーケティング戦略には、これらの通信サービスは欠かせません。起業するうえで知っておきたいブログ・SNSの運営ノウハウについて整理しておきましょう。

ワードプレスでホームページを作るべし


自分の事業をどう周知させるかを考えたとき、インターネットは欠かせないもの。そのインターネットを利用した集客で重要なのが、ホームページです。

ホームページは、個人起業家から大企業までさまざまな事業者が活用しているインターネット上のいわば窓口的なものです。この窓口を通して顧客は事業が提供しているサービスを利用します。このようなホームページを作成するためには、サーバー契約をしてドメインを取得することが必要です。インターネット上にある一定のスペースを間借りするようなイメージと思ってもらえればいいでしょう。

そのようにして自分のホームページを作成する基盤が整えば、そこから独自性を出して顧客の流入につながるような工夫をすることになります。

例えば、ワードプレスというソフトウェアを利用すれば、自分の商品やサービス、事業の内容などを紹介できるホームページを作成することができます。
しかし、ワードプレスを利用しているユーザーは多いため、何も手を付け加えないでいると、独自性に欠けたホームページになりやすいです。

自分の事業の良さを効果的に伝えられる訴求力の高いホームページにするためには、事業のコンセプトにあったデザインやコンテンツなどを加えることが求められます。

ブログで集客をかねた情報発信


インターネットを利用した集客ではホームページが有効ですが、より独自性を出すためには工夫が必要です。その工夫のひとつとして、ブログによる情報発信があります。

ブログは主に日記として利用されますが、事業用として活用することもできます。具体的には、商品・サービスなどの発表や事業の経過などの状況を伝えるなどです。

例えば、A商品の他に新しくB商品を開発したのであれば、両者を比較したブログ記事などを作成すれば商品の魅力がより顧客に伝わりやすくなるでしょう。扱う商品がモノではなくサービスであれば、サービスを提供した記録などを記事にするというやり方もあります。建築関係の事業などであれば、施工事例などをブログ記事としてアップしていくことで実績が顧客にもわかりやすくなるでしょう。
施工事例が多ければ多いほど、より顧客の信頼を勝ち取ることにつながります。

事業内容を直接ブログ記事としてアップしていくほかに、事業と関連のあるコンテンツを含ませるという手法もひとつのやりかたです。

例としてリラクゼーション事業をあげると、健康関連のコラム記事などを充実させることで顧客が増加する可能性があります。リラクゼーションを求める顧客のニーズを深掘りすると、健康というテーマがあるためです。
健康というカテゴリーでリラクゼーション事業に付加価値を付けるために、健康に役立つ情報を提供するという戦略になります。

このように、ブログの活用はさまざまな可能性を秘めているのです。

ツイッターやLINEなどのオープンなSNSを駆使する


サーバーを契約して自前のホームページを作成することは、事業のマーケティングにおいて有効なものです。しかし、サーバーの継続利用やホームページのカスタマイズなどに費用がかかる場合も少なくありません。事業が波に乗っていれば広告に資金と時間を投入することもできますが、スタートアップ間もないような事業者には難しいでしょう。

そこで利用したいのが、Twitter(ツイッター)やLINEなどのSNSツールです。
これらのツールには、オープンなプラットフォームで情報交換ができるという特徴があります。Twitterであれば、個人のアカウントを取得すれば、そこから不特定多数の人たちに向けて情報を発信できてしまうのです。

その際、特に利用料金などは発生しません。あくまで、Twitterというアプリケーションを利用するだけです。
無料で利用できるTwitterは、個人が気軽に情報発信をし、さまざまな人が互いにつながり合うことができるサービスです。これをマーケティングという視点からみると、非常に優秀な広告ツールになります。

Twitterで注目したい機能が、フォロー機能とリツイート機能です。自分の興味があるユーザーがいれば、その人をフォローすることで継続的に情報を受け取ることができるのです。

さらに、気に入った記事があればリツイートして自分のツイート欄で紹介することも可能になります。事業者にとってTwitterは、商品・サービスが顧客に浸透しやすい環境が整っている優良なプラットフォームなのです。

SNSは最強の口コミツール

TwitterなどのSNSツールは、マーケティングにおいてコストパフォーマンスの高いものといえます。事業者と顧客が簡単につながるだけではなく、顧客同士でのつながりが期待できるからです。

事業の発展において、商品・サービスの開発および販売と並行して、信頼の獲得が欠かせません。これらを基盤として、事業が軌道に乗ればSNSツールを仕組み化するなどしてより効率化していくこともできます。
事業の発達の基礎には、顧客からの信頼を獲得する段階があります。その信頼を獲得する有効な手法が、顧客の口コミです。

顧客が事業者からの情報だけをまるごと鵜呑みにすることは少ないかもしれません。自分の大切な資金を使うため、その利用には慎重になりますし、警戒心もあります。特に、見知らぬ商品やサービスについては、それらを買う事によるメリットの保証が少ないことが利用を妨げます。

そのような不安要素を取り除いてくれるのは、自分の知人や既存ユーザーによる生の声でしょう。事業者からの一方的な宣伝よりも、顧客の声のほうが信頼性は高いのです。口コミは集客の強い戦略であり、SNSはその口コミを活性化させる優秀なツールだといえます。

ブログもSNSもコンテンツを充実させることが重要

ブログやSNSを事業のために利用することは、効率のいいマーケティングにつながります。しかし、ただ単に記事やつぶやきを発信するだけでは、顧客の反応は得られにくいでしょう。なぜなら、自分の情報が選ばれにくくなるからです。

ブログであれば、SEOなどの検索アルゴリズムというものがあり、あるキーワードで検索した結果の順位がこれにより変動します。検索アルゴリズムに自分のブログが評価されれば、検索結果の上位に表示されることでしょう。検索アルゴリズムは定期的にアップデートされており、その傾向はコンテンツの質をみるように推移しています。

つまり、やみくもに記事を量産しても、評価されにくいのです。自分のブログを見てもらうためには、SEOを把握して検索結果の上位に表示される必要があります。

また、Twitterなどでも似たようなことがいえるでしょう。こちらはSEOとは毛色が違いますが、信頼性の高い情報を数多く発信していくことで少しずつフォロワーが増えていくことが期待できます。いい加減な情報を発信してしまえば、むしろ悪評が瞬く間に広がってしまうという事態にもなりかねません。

良くも悪くも広がりやすいのがSNSです。それぞれの特徴を理解して良質な情報を発信することが、信頼の獲得につながるでしょう。

ネット環境を活用したマーケティングを

従来のポスティングなどの広告戦略は、マーケティングの効率から考えるとかなりコストパフォーマンスが悪いものです。一般的にポスティングの反応率が0.1~0.3%といわれていることからも、その困難さがわかるでしょう。

インターネットが普及し、ブログやSNSなど当たり前のように誰かとつながれるプラットフォームがすでにできあがっています。起業したら、ネット環境を活用した効率の良いマーケティングをしましょう。

(編集:創業手帳編集部)

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