商標登録サービス「Toreru」は現役弁理士がイチから作った!?代表取締役 宮崎氏インタビュー

創業手帳
※このインタビュー内容は2017年08月に行われた取材時点のものです。

商標登録が驚くほどラクに

(2017/08/22更新)

自社の商品を作った際に重要な「商標」ですが、通常は弁理士との書類やメールのやり取りが必須となっています。
そんななか、この「Toreru」は、なんと所定のフォームに入力するだけで商標登録の手続きができてしまうというサービス。しかも申し込みは「1分」でできてしまうとのこと。
そこで今回は、株式会社Toreruの宮崎さんに、サービスを始めたきっかけや開始までの道のりについて伺いました。

イチから勉強して作った「Toreru」のサービス

ー「Toreru」のビジネスモデルを教えてください。

「Toreru」はクラウド上で商標登録がカンタンに安くできるサービスです。
名前や住所、商標登録したいネーミングなど基本的な事項をフォーム入力するだけで、権利を手にいれることができます。

また、弁理士の作業を90%以上自動化することで、通常よりも半額以下の手数料で商標登録ができることも特徴で、今年はリリース2年半で西日本一の受注件数を達成しました。

ーこのサービスを始めたきっかけはどのようなものでしたか?

元々、父と二人で特許事務所を経営していました。
しかし、売上が落ちてきて、「これは何とか新しいことをしないといけない」という危機感から、もっと便利で安く商標登録できる仕組みはないかと考えて、サービスを始めました。

ー創業時に大変だったことは?

システム開発を自社で内製したことが大変でした。
外注だと柔軟にシステムの変更ができないので、思い切ってイチから勉強して、開発を始めました。
ウェブについては完全に素人でしたが、Ruby on Railsと、AWSを独学で学び約半年後にリリースできました。
不慣れだったせいか、最初は画像が表示できなかったり、サーバーを何度か落としたりして、失敗が多かったですね。

構えずに淡々とやってみると、意外と結果がついてくる

ー起業・ベンチャーにおいて大事だと思うことは何ですか?

「とりあえず、やってみる」ことだと思います。
最初は、何が正しいかよくわからないことが多いですが、自分が良いと思えたことは迷いなくやってみることが大切だと思います。
様々な難題が降りかかってくるときもありましたが、そんな時はあまり構えず淡々とやってみると意外と突破できることが多かったですね。

ー今後はどのように事業を展開されていく予定ですか?

・知財業務のクラウドソーシング
・知財業務の自動化

をひたすらやっていきます。
自動化すればするほど専門家が不要になると思いきや、意外にも専門家しかできない作業が多く出てきます。
そのための解決策として、クラウドソーシングの仕組みを整えていきます。

ー創業者の方にメッセージをお願いします。

現在の日本にはチャレンジする人が最も必要です。一緒に頑張りしょう!

(監修:株式会社Toreru 代表取締役 宮崎 超史
(編集:創業手帳編集部)



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