「みんなの創業手帳クラウド」ができた理由|創業手帳の創業物語 CEO大久保×CTO松江対談

創業手帳

「みんなの創業手帳クラウド」リリース直前!特別対談

(2016/10/25更新)

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会社の母子手帳「創業手帳」を運営するビズシード株式会社は、2016年10月31日に、「みんなの創業手帳クラウド」をリリースします。

創業手帳ができた経緯、なぜ「みんなの創業手帳クラウド」ができたのか、これからどんなサービスになるのかを、創業手帳のCEO大久保幸世とCTOの松江澄人が対談形式で熱く語ります。

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創業支援から生まれた「会社の母子手帳」の発想

ー創業手帳の成り立ちからお願いします。

大久保:前職(※GMOメイクショップ。ECパッケージのトップ企業)で、ECを営む中小企業やベンチャー企業が同じ問題に直面したのを見てきました。創業時、誰もがやるような失敗は、共通性が高いということを発見したんです。共通でやらないといけないような鉄板の内容を教えてあげることで、スムーズにビジネスを立ち上げできます。それを一社の顧客の為だけでなく、日本の全ての会社にやってあげよう、と思って始めたのが創業手帳です。

もともと、ECなどのシステムやクラウドサービスの部門にずっといたので、本来であればそういう会社を始めるというのが普通だったと思うんです。ただ、世の中へのインパクトがある仕事をしたいと思っていました。なので、会社の母子手帳の役割である「創業手帳」をやりたいと思い、松江さんなど創業メンバーに声をかけて始めました。

ーなるほど。松江さんと大久保さんの出会いはどこだったのでしょう。

松江:私は、現 GMOメイクショップの立ち上げから関わっていて、そこで後半半年ぐらい一緒に仕事をしたのが、大久保さんとの出会いですね。そのあとにリクルートで新規事業に主に携わり、その経験から産みの苦しみや、サービスを初めて立ち上げる際の苦労を学びました。リクルートで一番長く関わったのは、メディアテクノロジーラボという、先端技術実証実験や新規事業開発など、既存の事業部ではやれない、新しいことを実行する部署です。

リクルートの後は、いろいろな出会いがあって、とあるベンチャーに関わったのですが、その後すぐ独立しました。独立後は、コワーキングスペースを作るなど様々な事業の立ち上げに関わり、その中の一つが創業手帳でした。

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ーお二人のご経験から生まれたのが、創業手帳。

大久保:そうですね。最初からそれぞれの領域で割と経験があったので、具体的な道筋が見えていました。創業当初から方向性のブレがあまりないんです。本、WEB、ソーシャル、セミナー、ポータル、支社、コンサルと次々と新しい仕組みを作っていきましたが、新しいものを企画したというより、創業の現場から見て、「これは絶対に必要だ」と思うものを、最速で形にしていった感じです。

でも、方向転換、いわゆるピボットは悪いことじゃないと思います。ただ創業手帳の場合はコンセプトが明確にあって、それを実現するための一連のサービスを出し、改良していきました。

起業家と専門家が書き込む「みんなの」プラットホームに

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ー「みんなの創業手帳クラウド」はどんなサービスなのでしょうか。

大久保:背景からお話しすると、創業ガイダンス(創業手帳が無料で行っている創業コンサル)の自動化、創業手帳セミナーのマッチングサービスのオンライン版のイメージなんです。

創業ガイダンスでは、創業アドバイザーは話を聞きながらアドバイスしていきます。東京、大阪、福岡で対面毎月100社以上ガイダンスしており、フリーダイヤルまであります。

対面の良さもありそちらも続けていきますが、それをより広めるため、例えば忙しくて来れない方、地方で会えない方、何度もアドバイスを受けたい方などはやはりWEBで自動にしたら便利ですよね。
AIなのかレコメンドなのかという言葉の定義は置いておくとして、創業アドバイザーのコンサル内容を分析して、自動でより、多くの人に便利に提供しようということです。

ーなるほど。創業手帳セミナーではどんなことをしているのでしょうか。

大久保:創業手帳セミナーでは、経営のノウハウをお伝えするだけではなくて、自分たちで頭を使ってどんどんディスカッションしてもらう場を設けています。ワークショップではグループに分けて、そこで自分ができることと、困っていることを情報交換して、その場でビジネスパートナーを見つけるというマッチングを行っています。マッチングもセミナーに来た人だけでなく、より広い人と交流できるといいですよね。

なので、もともとリアルのセミナーでしている「コンサル」と「交流」を掛け合わせたのが、「みんなの創業手帳クラウド」というサービスができた、1つのきっかけですね。

ー創業手帳が得意としている「Webとリアルの融合」ですね。

大久保:まさにそうです。コンセプトは、創業手帳と同じく「母子手帳」。子供がいるお母さんに医者が毎回ヒアリングしていくと大変ですよね。母子手帳は、母親が子供の成長などを手書きで書いていって医者がアドバイスする。

みんなの創業手帳クラウドも、起業家自身にオンライン上へ直接書きこんでもらう。専門家がそれを見て、気軽に支援できるプラットホームになればいいなと思います。

ちなみに、創業手帳の役員って全員、クラウドサービスの出身なんです。もともとの得意分野ということでもあり自然な流れですね。戻ってきたというか。

松江:「みんなの創業手帳クラウド」と名付けた経緯もそこからきています。みんなが書き込むプラットホームになるというイメージなので、「みんなの」というワードをあえて入れました。

「みんなの創業手帳クラウド」でできる3つのこと

「みんなの創業手帳クラウド」でできる3つのこと
    ①自社のサービスをアピールできる
    ②創業者同士、時には専門家を交えて情報交換できる
    ③フェーズに合わせた情報やツールが見つかる

ー具体的に「みんなの創業手帳クラウド」ではどんなことができるんですか?

大久保:まず、1つ目として「自社のサービスをアピールする」といった使い方ができます。会社も、1万社あれば1万社それぞれのストーリーがあります。それを発信して、みんなが使える集合知のようなものに組み立てていきたいという思いがあります。

ちょっと社名がでるとなんですが、料理で言うとクックパッドさん。創業のクックパッドのように、自分の創業の時はこうだった、みたいな情報を集積していく。これは皆知りたいはずですよね。創業手帳の編集部が取材して書く「まとまった情報」と、編集を通さない「ユーザーがダイレクトに発信できる集合知的な情報」の両方を提供したいと思っています。

2つ目は「創業者同士や、専門家が情報交換をする」といった使い方です。必要な人が見つかるというのも重要なことです。

3つ目は、属性情報を把握できるのでその起業家にあった情報を提供できるということです。

松江:付け加えると、創業期は「ホームぺージを作りたい」というニーズが高いですよね。だからとりあえず自分の会社の情報を書き込めて、見せる状態にできるというホームぺージがわりの使い方もしてもらえたらいいですね。何か新しいものが生まれるような場所になると面白いなと思います。

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創業後の情報をオープンに

ー創業手帳クラウドが目指したい世界は?

大久保:起業直後は、同じような課題にぶつかることが多い。それを乗り越えるための情報を集めて発信していくということが、創業手帳が今までやってきたことです。これをさらに「自動化・オープン化」していきたいですね。

日本は、基本的には海外に比べると起業する人の割合が少ないのが現状ですが、一方で、法的な支援など、日本の創業支援の仕組みは結構充実していたりします。起業家が少ないがゆえに、活用次第で競争が逆に少ないので、チャンスと言えばチャンスだといえますね。そこで情報をうまく活用していくということが大切です。

ー情報のオープン化が1つカギになると。

大久保:はい。世の中にとって必要なことは、「起業を増やし、なおかつ成功率を上げていくこと」と「情報収集のコストを下げていくこと」です。
また、起業したてだと、そこにはまる人や会社、サービスにたどり着かないという問題が出てきます。そこを創業手帳や、「みんなの創業手帳クラウド」でよりオープンなビジネスの環境を作っていきたいです。

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ー松江さんはいかがですか。

松江:私は、創業手帳が、ビジネスにおいてユーザーを巻き込むきっかけを作る「ビジネスのインフラ」になればいいなと思います。
GoogleにしてもFacebookにしても世界的に「情報のインフラ」として機能しています。「情報のインフラ」になることによって、そのプラットホーム上でマネタイズができ、私たちは無料でサービスを使えています。創業手帳も同じく、プラットホームとしての価値を高め、起業家には無料で利用してもらい、ビジネスにおいての「情報のインフラ」にしていきたいなと思います。

創業手帳こぼれ話 ~CTO松江さんプロデュース!?怪しげなコワーキングスペースの話~

image5(コワーキングスペースのエントランスに飾られる鹿のモニュメント)

大久保:ところで、創業手帳の創業後の話ですが、創業手帳の以前のオフィスは、松江さんがプロデュースした怪しげなコワーキングスペースだったっていう。行ってみたらなんか良くて、そこで一緒に仕事をすることになったんでしたね。

松江:怪しいと言えば、怪しいですね。一応「大人の秘密基地」がコンセプトです(笑)。自分が独立するときにコワーキングスペースで仕事をしようと考え、そこら中のコワーキングを巡ったのですが入りたいと思える場所がなかったため、だったら自分で空間を作りたいなと思って。

その後、紆余曲折があり、とある不動産会社の方からお声がかかって、一緒にコワーキング作りをすることになりプロデューサーとして集客やウェブ作りをメインに担当しました。そして、作っている最中に大久保さんともビジネスの話も始まり、打ち合わせもたまに作っている最中のコワーキング内で進め、そこに大久保さんが勝手に出入りするようになりました。

大久保:オープン前からですね。

松江オフィスを借りるよりコワーキングを使った方が最初の立ち上げはやりやすいし、全然コストがかからないのでオススメですね。最初は少人数だったし、そこで登記してからスタートしました。

大久保:そうでしたね。社員がだんだん増えてきて、コワーキングではない感じで、いい加減、自分たちのオフィスを借りないといけなくなったという。

松江:店の半分ぐらい占領しはじめちゃったので、迷惑かけっぱなしでした。1年ぐらいでさすがに出ていきましたね。今となっては懐かしい思い出です。

代表取締役 大久保幸世インタビュー
世界初!創業手帳の生みの親、大久保幸世の挑戦

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(取材協力:ビズシード株式会社/CEO大久保幸世・CTO松江澄人)
(編集:創業手帳編集部)

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