ネット回線開設はどこに頼む?起業家におすすめのプロバイダ厳選5社をご紹介!
ネット回線の開設を安く行おう!
(2016/09/12更新)
今やビジネスには必須のネット回線。でもプロバイダの法人向けプランはいろいろあってどうやって選べばいいかお困りの方も多いのではないでしょうか。個人向けプランとは違う法人向けプランの特徴と、プロバイダを選ぶ際のポイントについて解説します。
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この記事の目次
ネット回線を開くのに必要なプロバイダとは?
プロバイダとは、インターネット接続業者のこと。仕組みは電話番号と似ていて、ネット回線ごとにIPアドレスという電話番号のようなものを割り当てるのがプロバイダです。電話回線とおなじく、インターネットもネット回線がなければつながりません。このネット回線をもっているのが回線業者です。回線業者とプロバイダは同じこともありますし、別のこともあります。プロバイダ契約の際に回線も一緒に契約することもできますし、プロバイダだけ契約することもできます。
法人向けプランと個人向けプランの違い
プロバイダには、法人向けプランと個人向けプランがあります。個人向けプランだと、膨大な量のデータ通信がおこなわれ、プロバイダの定めたデータ容量を超えてしまうと、通信の速度規制がかかります。ネットで動画を見ていると突然読み込みが遅くなった経験がありませんか?それが速度制限です。
法人プランではデータ容量の上限が引き上げられていたり、速度制限がかからないようになっています。
また、固定IPアドレスが割り当てられるのも特徴です。固定IPアドレスを取得することで、自社でサーバーを構築、運用できます。
プロバイダによっては、個人向けプランでは営利目的のサイト運営ができないところもありますので、個人向けプランの場合には利用規約の確認が必要です。
プロバイダを選ぶ際のポイントは?
プロバイダを選ぶ際のポイントは4つあります。
月額料金
プロバイダ選びで一番気になるのが月額料金ですよね。近年は価格競争がひと段落していて、どのプロバイダを選んでも月額料金に特別大きな差はありません。ただし、月額料金は同じでも初期費用や無料期間に差があることが多く、2~3年でどのくらいの料金になるのか、総額で比較するのがおすすめです。初期費用無料になっていても、月額料金が上乗せされていることもあるので、実際に計算してみるのがいいでしょう。どのプロバイダを選んでも著しい問題があることは考えられないので、1年単位でプロバイダを変えることはほとんどないといえます。プロバイダを変更する場合には、メールアドレスなども変わるので、顧客や取引先への連絡が必要になりますので、変更手続きはあまり簡単ではありません。2年以上使うことを前提として料金をチェックするといいでしょう。
サービス・サポート
料金はさほど差がないと申し上げましたが、プロバイダによって、サポートなどのサービス内容は異なっています。ウィルスメール対策などセキュリティ対策に力を入れているところや、法人向けホームページの作成サービスがついている、電話サポートがある、会員限定のコンテンツを見ることができる、など様々なサービスやサポートがあります。自社にとって利用価値のあるサービスやサポートが受けられるかどうかも重要なチェックポイントとなります。
回線速度の速さ・安定性
回線速度の速さと安定性も大事なポイントです。もっともプロバイダによって回線速度が直接変わるのではなく、速度そのものは回線業者の問題です。プロバイダによって速度が変わるのは安定性の問題が大きく、プロバイダが混み合っていると回線が遅くなります。プロバイダのキャパシティの大きさと回線業者の回線の速度の両方を比較することで、安定してサクサクとネットができる環境になります。プロバイダの比較の際には、安定性をチェックしましょう。
モバイルか固定か
モバイルか固定かも選ぶ際のポイントです。モバイルは高速インターネットモバイルのことで、無線通信によって、パソコンと接続端末をつなぎ、接続端末が基地局に無線でアクセスすることでインターネットにつなぐというもの。
社内だけでなく外出先でもインターネットにつなぐことができ、固定回線に比べて低料金で利用できます。工事も不要なので、契約後すぐに利用できるのも魅力です。もっとも通信は時間帯や場所によって質が変わります。
一方で固定回線には高速のネット接続が可能になること、時間や場所によって速度が遅くなることがないというメリットがあります。どちらがよいかは自社の利用方法によって変わってきます。
おすすめのプロバイダ業者一覧
以下におすすめのプロバイダ業者5社をご紹介します。
ASAHIネット
ASAHIネットは、法人向けプロバイダの顧客満足度NO.1を10年連続で獲得しており、個人事業、中小企業約33000社に採用され、大企業にも採用されています。固定IPアドレスは業界トップクラスの安さで、複数回線での乗り換えのコストダウンを可能にします。
光回線はフレッツ光のプロバイダのみで月額700~1000円、AsahiNet光の回線とプロバイダで月額4080~5180円、モバイル回線はWiMAX2+で月額3610円、LTEで月額900~1980円となっています。モバイル回線でも固定IPアドレスが利用できます。WiMAXでは通信料が無制限で、固定IPアドレスが利用できますが、固定IPアドレスが使える業者は少ないので特徴的なサービスといえます。
サービスは、独自ドメイン名のホームページサービス、独自ドメインのメールサービスや迷惑メール対策、ウィルス、スパム対策などのセキュリティ対策がうけられます。
SO-NET
so-netは高速通信と、回線の安定性に定評があります。フレッツ光、auひかり、フレッツS、WiMAX、LTEなど接続コースが豊富、無料のセキュリティサービス、サポート面も充実しています。モバイルデータプラン、光ファイバー、高速モバイルに固定IPアドレスの割り当てなど、ビジネス用に必要な要素がすべてつまっています。SOHOや個人事業主向けのオプションサービスもあります。複数契約でも追加手数料がかからない、手続きが簡単なので、これから事業の拡大を予定しているなら便利です。2回線目以降の費用がかからないのは大きなポイントといえます。
So-netの料金は、光ファイバーは月額3700円から、高速モバイルは月額3027円から固定IPアドレスはオプションで月額基本料金1200円からとなっています。
BUSINESSぷらら
BUSINESSぷららは、NTTグループのプロバイダ。豊富なプランから自社に合ったプランを選ぶことができます。フレッツも、高速モバイルも対応しています。サポート体制もととのっており、フィルタリングサービスの標準搭載などセキュリティ面も万全です。法人向けのひかりTVの視聴が可能で、ニュース、スポーツ、アニメや音楽など様々なジャンルの専門チャンネルを視聴することができます。これは他にはないサービスといえるでしょう。
料金は対応する回線や企業の規模によって変わります。Bフレッツで個人事業主や小規模法人なら月額7344円から、企業なら38880円からとなっています。
高速モバイル接続コースは、データ通信無制限のビジネスプランで月額2980円です。安く始めたい場合には1日あたりの通信料に制限はありますが、月額972円の低料金ではじめられます。
OCN
フレッツ光提供プロバイダの中で会員数が最大のプロバイダ。提供はNTTコミュニケーションズです。国内最大級のIPバックボーンが、高速ネット環境を支えます。知名度も高く、24時間体制でネットワークを監視し、万一のサーバー障害にも迅速に対処できるように備えています。ウィルス、迷惑メール対策などセキュリティ対策も万全です。固定IPアドレスを利用することができ、自社サーバーの構築・運用が可能です。複数の店舗でVPNを構築しPOS利用、大規模なウェブサイトの運営など、流通小売業、IT企業にも対応しています。
OCN光は回線込みで月額14796円から、回線契約なしならOCN光フレッツで7344円から。OCNモバイルONE for BUSINESSは、外出先や出張先から社内イントラネットへの接続などに便利で1Gコースで月額2000円、3Gコースで3500円などとなっています。複数店舗の経営には安全に拠点間を無数インターネットVPNサービスがあります。
BIGLOBE オフィスサービス
BIGLOBE オフィスサービスは、サービスがきめ細かいということで、大手企業だけでなく中小企業や個人事業主などから高く評価されています。社内だけでなく、外出先でスマホやタブレットでもネット接続できます。
セキュリティサービスは更新不要の自動更新で、5台まで月額500円でパソコン、タブレット、スマホなどをまとめて守ることができます。1度インストールすれば自動で最新版にアップデートされます。また、WEB改ざんのチェックサービスなど様々なセキュリティサービスがあります。
プロバイダと光回線契約のBIGLOBE光の料金は、自社ビル、戸建ての場合24か月間月額4780円、集合住宅の場合24か月月額3680円と、一般家庭向けとさほどかわらない月額料金になっています。WiMAX2+の月間データ量制限なしのプランだと24か月目まで月額3900円、25か月目以降は月額4180円となります。月間7Gの制限があるプランは24か月目まで月額3495円、25か月目以降は月額3495円と手軽に始めることができます。固定IPアドレスはオプション契約になっており、初期費用8000円、月額3500円から利用でき、最大14個まで取得できます。
まとめ
いかがでしたか?ビジネスに欠かせないインターネット。プロバイダは一度契約したらなかなか変更するものではないので、慎重に、自社に合ったサービスを選びたいですね。顧客の個人情報を扱う機会の増える法人利用ですから、使い勝手だけでなく、セキュリティや、サービスなどをしっかりと比較をして選びたいものです。以上のことを参考に自社のあったプロバイダを選んでみてください。
- この記事のチェックポイント
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- ネット回線の利用にはプロバイダが必要
- 料金は2年程度の長いスパンで検討する
- 回線の速度や安定性をチェックする
- モバイルか固定かは利用目的に応じたものを
- 自社にあったサービスやサポートを受けられるか
(編集:創業手帳編集部)
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