飲食開業手帳

パン屋・ベーカリーの開業手帳

1.開業に必要な手続き

飲食店を開業するためには、いくつかの届出が必要になります。

食品衛生法と食品衛生責任者

店舗所轄の保健所の食品衛生課に営業許可の申請を行う必要があります。食品衛生法の規定では各店舗に、食品衛生責 任者を1人置く必要があります。

食品衛生責任者は、調理師、栄養士、製菓衛生師などの資格が必要で、資格者不在の場合は、保健所が行っている食品衛生責任者講習会を受講すれば資格取得も可能です。

税務及び社会保険関係について

通常の開業手続きですが、個人の場合は税務署へ開業手続き、また、法人の場合はそれぞれの事情により、健康保険・厚生年金関係は社会保険事務所へ、雇用保険関係はハローワーク、また、労災保険関係は労働基準監督署、そして、税金関連は所轄税務署、または、税務事務所に申請を行う。

深夜酒類提供飲食店営業の届出について

深夜の時間(午前0時から日の出前)に酒類販売を行う場合は、公安委員会に対して、「深夜酒類提供飲食店営業」を届出る事になります。

また、不明な点は地域の警察署・保安係に問い合わせとなります。

2.開業にあたっての留意点・準備

どのような店舗にするのか?良く検討が必要

「安全な食材を使用する」「持ち帰りに便利なパンを提供する」など、お店の特徴を出すことが大切です。

購買動機によっての商品の組み合わせと出来るだけ多くの種類準備が必要

■低価格帯の美味しいパン:
お菓子パンなど、おやつにも利用出来るもの

■低価帯の食事用のパン:
サンドイッチや食パン、またバターロールなど、食事として利用出来るもの

■高価格帯のおいしいパン:
お菓子パンにクッキー、またケーキになどを含め、お持ち帰りが出来るもの

■高価帯の食事用のパン:
食事用やギフト商品として利用出来るもの

オープンフレッシュベーカリーとしての経営

■オンプレミス型
同店舗で原料の仕入れから焼くまでお入から仕上がりまですべて同じ店舗内で行います。原材料を自由に選択でき、また、オリジナル商品を提供できることがメリットになります。しかし、製造装置や職人を確保する必要もあり、出来上がりまで時間を要することもあります。

■ベイクオフ型
メーカーより冷凍生地を仕入れ、その後、店舗で焼く形態です。店内作業も減り、職人や設備も必要ありませんので、コストを削減できます。しかし、技能の向上、商品開発を求められます。

顧客志向を目指す

■顧客が求めているものを提供して下さい。また、欠品商品があれば、代替商品の提供など対策が必要です。
■お客のニーズを捉え、それに見合った改善策を講じて下さい。
■お客に安心感を与える為、「品質保証」や「プライスカード」を提示して下さい。
■お店独自のブランド確立のため経営戦略を明確し、社員一丸となって目標を達成してください。
■お客の滞留時間を長くする為、スペースに余裕がある場合は、ドリンクコーナーなどを演出するのも良いでしょう。
■可能であれば試食品を増やし、人気のある商品を提供して下さい。しかし、その場合、美味しい試食品は提供するようにして下さい。
■お客が入いり易い内装にして下さい。清潔感のある明るいお店にすることで、商品も分かり易くなります。

3.必要資金例

準備中

4.ビジネスプラン策定例

準備中

5.入っておくべき保険

準備中

6.必要になる契約書

準備中

小売店に関するお店ごとの開業手帳

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