フランチャイズにおける人材採用と店舗を支える人材育成の方法

創業手帳

フランチャイズの資源を活用して優れた人材を育てよう

(2016/06/16更新)

店舗ビジネスは優秀な人材の確保が業績を左右します。人材をゼロベースで育てていくには時間もコストもかかりますが、フランチャイズの場合は、本部に育成をサポートしてもらい、他の加盟企業のノウハウを活用することで省力化できます。
ここでは人材育成でやるべきことと、フランチャイズでの人材育成のコツをご紹介します。

フランチャイズに加盟して事業を進めていく上で、人材育成は事業継続に必要な要素です。

異業種から参入してフランチャイズやその他の店舗ビジネスを始める方のために人材育成のポイントをご紹介します。

人材育成でやるべき5つのこと

フランチャイズに限らず店舗ビジネスでやっておくべきことが5つあります。

会社のビジョンを伝える

会社全体のビジョンと方向性を共有した上で個々の役割を説明すると、現場で働く人が日々の仕事のなかで適切な判断ができるようになります。

会社のビジョンは、

  • 将来FCで目指す店舗数
  • 今後の店舗展開の方針

というように会社全体の具体的な目標や戦略を伝えましょう。

個人の成長の方向性を伝える

会社のビジョンを示した上で個人の将来的に期待する役割を伝えていきます。

  • 店長を目指す
  • エリアマネージャーを目指す
  • 事業部責任者を目指す
  • 経営層を目指す

というように個人の目指すべきキャリアを示します。

個人の目標を示す

個人の成長の方向性を示したうえで、今度は個人が日々の仕事で取り組む具体的な目標を示します。

どういった成果があれば次のステップに進めるのか、定性、定量の両面から具体的に提示しましょう。

適切な人事評価を行う

本部や他の加盟店での取り組みを参考にして適切な人事評価を行いましょう。

密なコミュニケーションをとる

どんな人事評価であっても、評価された本人が納得できない場合もあります。

日ごろからコミュニケーションをとって、本人が「上が自分のがんばりをちゃんと見ていてくれる、評価してくれている」と感じてもらえるように接しましょう。

フランチャイズで効率よく人材育成するコツとは?

以上ご紹介したような人材育成を実施するために、フランチャイズ本部の資源を活用しましょう。

そもそもフランチャイズとは経営の一部を本部にアウトソーシングするものです。

本部にアウトソースできる体制がなければ加盟を見送ることも検討しましょう。

フランチャイズ本部の活用方法は以下の通りです。

フランチャイズの本部や加盟企業のノウハウを活用する

フランチャイズの本部で人材を紹介してもう、他の加盟企業とつながりを持って生の声を聞くなどして成功企業のノウハウを基準として育成に取り組みましょう。

本部だけではなく、他の加盟企業とも積極的にノウハウを共有しましょう。

本部の評価制度を活用する

評価制度は本部が用意しているものをそのまま使い、必要に応じて、個々の評価基準を再検討するなどカスタマイズしておきましょう。

経営者の強い理念で人材育成を

このような方法で人材育成をしていくのですが、何よりも経営者の理念が一貫してバックグラウンドになければいけません。

経営者が確固たる理念を持って人材を育てていくことが何よりも大切なことです。

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(監修:AT カンパニー株式会社 代表取締役 浅野 忍土(あさの しのただ)
(編集:創業手帳編集部)

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