IoT×暮らし!?新時代を見据えた最高のサービスのつくり方とは

創業手帳

CoLife池内氏インタビュー

(2016/10/03更新)

大手ディベロッパーから独立し、CoLifeを立ち上げたという池内順平さん。
今大注目のIoTを活用し、さまざな世代の「くらし」を住宅の中から良くしようという想いから、会社を創業したそうです。
なぜ「家の中」に着目したのか、池内さんとCoLifeを支える信念とは何なのか。創業時のお話や将来展望を取材しました。

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池内 順平(いけうち じゅんぺい)
1978年9月18日生まれ(38歳) 岡山県出身
早稲田大学理工学部卒業、同大学院建設工学専攻修士課程修了。在学中にカーシェアリングの実用化に向けた日本初の実証実験を産学共同にて実施。大手デベロッパー入社後、新会社設立や、新規事業として10万世帯を超える居住者会員組織を構築。また、世界的なスポーツイベント「コーポレートゲームズ」の日本初招致などを行い、地域活性化プロジェクトを実行。
株式会社CoLife(コーライフ) 
プラットフォーム構築、住宅メンテナンス事業、住宅設備サポート事業、IoT関連コンサルティング業を行う。
プロモーションから購入までトータルサポートし、世代のニーズに合った快適な「くらし」を提供。

次の時代を見据えて―IoT活用でソフトとしての「くらし」を考える

ー起業の経緯を教えていただけますか?

日本の住宅環境は、ハードとしての「すまい」をつくることにフォーカスをされてきましたが、今後、5年、10年を見据えていくと、住んでからのソフトとしての「くらし」が主役になってくると考えています。

日本だけでも5000万世帯を超える住宅が存在し、そこには、子供から高齢者まで様々なくらしがあります。次の時代を見据え、人々のくらしに少しでも役に立つサービスを提供したい、そんな気持ちから創業しました。

日本のマーケットが小さくなるから海外だという戦略を描く企業が多いですが、みんなが右なら僕は左という気持ちがあるので、世界最高の成熟社会日本という環境で最高のサービスをつくることが世界最先端だと考えております。

ー事業内容を教えてください。

家の中での空気の汚れを軽減するサービスの提供や給湯器などの住宅設備の故障への対応など、どこに問い合わせたらよいか悩んでしまうような案件にコンタクトセンターを中心に対応させていただいております。300万世帯ほどの住宅を管理されている管理会社様との提携を中心に展開しております。

また、直接、居住者様と接点を持たせていただく、マンションイベントを年間200棟以上で開催させていただいております。
今後、この家の中の分野にIoTやAIといったテクノロジーを活用することで、くらしの質が向上するレジデンシャルオペレーションシステムの開発に着手しております。

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ーやはりIoT市場はこれから盛り上がっていくのでしょうか。市場の展望は?

個人的には、何年も前からIoTの市場はできていると思います。例えば、10年以上前からマンションの宅配ロッカーは通信しているし、住宅設備も通信しているものは沢山あります。

住宅においてIoT=家電操作みたいに捉えられがちですが、自分たちは、家の中の不便を解消するためにIoT技術を活用しようとシンプルに考えております。モップ掛けを自動化してルンバがうまれ、食器を洗う手間を解消するために食洗器が開発されてきました。住宅が進化し続ける限り、IoTの市場は必然的に広がると認識しております。

誠実な信念と行動が生んだ「人との繋がり」が創業に発展

ー創業時に苦労した点は何ですか?

創業するための苦労は、不思議と感じておりません。自分の人生をとことん考えて自分の決断として起業しましたので、感じないのかもしれません。また、幸せ者でサポートしてくれる先輩、仲間が沢山いることも大きいと思います。

ー大手企業から独立されていますが、勝手が違うなど戸惑ったことは無かったですか?

大手企業に在籍していた時から、もしくは、もっと前から、「自分が」と胸を張って言える仕事に取り組もうと信念をもって生きてきたつもりなので、会社の大小が変わってもやることは大きく変わりません。ただし、大手は、僕がさぼってもつぶれないと思いますが、このくらいの規模の会社はそうはいきません。緊張感があって前向きになれます

ーどのようにして仲間、資金を集めたのですか?

大手デベロッパーで働いていたのですが、プライベートで仲良くさせていただいていた経営者の方々が、実は本業でお世話になっていることが後で分かるみたいな経験が多かったんです。
一サラリーマンでしたが、他の同世代のみんなより、深くお付き合いをさせていただいていて、みなさん、「これからは、住んだ後のサービスが重要だ」と口をそろえておっしゃっていました。

新築マンションの建設中心の事業をしておりましたが、ある時からずっと、そのあとのビジネスを考えていたので、みんなでやってみましょうというのがはじまりです。気が付いたら、郵便ポストや宅配ロッカーなど住宅を構成する事業会社のトップメーカーの経営者の方々にサポートいただく環境ができておりました。

ー周囲の方の支援も大きいようですが何かコツは?

大きい小さいに関わらず、自分がやっている仕事を背負っている姿勢と行動を実際に起こしていれば、人とのご縁は自然と広がります。今は、住宅の中で活用できるテクノロジーを開発するために動いているので、それに関連した方々との接点が増えております。

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世界を「あっ!」と言わせたい!

ーこの事業の面白さを教えてください。

スマートホームやコネクティッドホームの分野においては、世界に成功例がないと言われます。自分たちの会社だけではなく、自分たちのチームで世界を「あっ!」と言わせる成功例をつくれるのではないかと本気で考えているので、面白みがあります。

ーうちの会社のここが強い!というのはありますか?

一番は、サポートいただいている方々、社員の「人」の力が一番の強みです。また、自分が複雑だと言われる日本の不動産業界の経験が長く、大手企業とのコネクションを持たせていただいており、「不動産ベンチャー」としての立ち位置をコアにできると考えております。

ー一番嬉しかったこと、感動したことは?

まだ、これからですね。

ー今後のビジョンや展望を教えてください。

ある住宅設備の特許の出願を終了しており、これから、いざ、世界の企業との交渉に
入る
フェーズです。十人十色のくらしがある中で、各家庭において、必要とされるアプリケーションを居住者が自ら選択できる、そんなサービスプラットフォームを提供したいと考えております。

ー起業家に向けてのメッセージをお願いします。

会社は、継続=存続することが一番難しく、重要だと思っております。10年、20年と必要とされる会社となれるよう、常にアクションしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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