東京都の低利融資・創業支援を受ける

資金調達手帳

サポート事例 運転資金調達に奔走する苦しい創業3ヶ月目を支援

(2015/11/30更新)

都内で起業予定、もしくは起業した方で資金調達にお困りなら、まずは「女性・若者・シニア創業サポート事業」に申し込むことをおすすめします。

対象者であれば、無担保で非常に低金利(1%以内)の長期資金(返済期間10年以内)を、最大1,500万円借りることができます。

また、融資だけではなく、事業計画のアドバイスや最大5年間の経営サポートを受けることができる、頼れる創業支援制度です。

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今回、「治療」と「癒し」を兼ね揃えた新しい整体サロンとして、2014年8月に「NATURA代官山」オープンさせ、同時に認可外保育園「なちゅなちゅ」を併設して、育児の合間に安心して息抜きできる場を提供する畑中さんに、
わずかな自己資金でスタートし、「女性・若者・シニア創業サポート事業」の支援を受けながら開業を成功させた方法についてお話を伺いました。

託児所併設の整体サロン

ーどのようなサービス内容なのですか?

私自身が治療院、接骨院出身なので、治療の要素を入れつつ、癒し系な部分も取り入れたサービスを展開しています。

指圧、整体、骨格矯正、小顔矯正、リンパオイルトリートメント、アロマトリートメント、リフレ(足裏オイルマッサージ)と様々なコースがあります。

骨格の歪みやリンパ節が張っていないかなどをチェックし、入念なカウンセリングを行っています。

ご希望にも沿いますが、お客様の悩みを改善するための治療やコースのご提案をさせていただいております。

そのため、男性でもリンパオイルトリートメントを受ける方もいます。認可外の保育所として東京都に登録申請している託児所「なちゅなちゅ」を併設しています。

こちらは月極でのお預かり、一時預かりも行っている託児施設です。本格的な託児施設でサロンのお客様のお子様をお預かりできるのは希少なサービスだと思います。

小さなお子様のいる方でも気軽にご利用いただけるのが最大の特徴です。

起業のきっかけ

ー起業のきっかけをお聞かせください。

今回、託児とマッサージサロンの両方を一緒に立ちあげました。

私自身の経験上、産後は体の痛みやトラブルなどがあり、腱鞘炎になったり、股関節が傷んだり、腰が痛くなったりと痛いところが沢山でてきました。

しかし、ケアしたくても子連れではなかなか治療やサロンに通うことは難しいと感じました。

自宅近くのベビーカフェを利用していた時に、子連れで行ける場所をもっと増やしたいなという思いですね。

また、接骨院グループの子会社の代表をしていた時に考えた、「理想とする女性の働き方」を実現させるためには独立という道がベストだと思ったのがきっかけです。

歩合制ではなく固定給で、福利厚生がちゃんとしていて、安心して働けて、女性が働きやすい職場(産休が取りやすいとか、時短勤務しやすいとか)にしたいという想いから起業に至りました。
 

開業後3ヶ月目に運転資金調達問題に直面

ー開業資金はどのように調達されたのでしょうか?

テナント契約に必要な初期費用程度の自己資金は用意しましたが、内装などにかかる設備資金や運転資金の多くは融資を活用しました。

開業の4ヶ月ほど前に融資の申し込みを進め、日本政策金融公庫と信用保証協会から、合わせて自己資金の3倍程度の融資を受けることができました。

ー開業時に特に苦労された点は?

融資と支払いのタイミングがうまく合わなかったことですね。

というのも、融資を受けるためにはテナントが必要です。なので融資相談に行く前にテナントの契約を進める必要がありますが、契約するともちろん賃料が発生してきます。

融資の相談中で内装も始まってないのに、出て行くお金だけが増える…そんな状況に焦る毎日でした。

ー創業3ヶ月目に「女性・若者・シニア創業サポート事業」に申し込まれたと伺いました。当時の状況と、申し込みまでの経緯をお聞かせください。

なんとかオープンにこぎつけたものの、整体サロンと保育園の2フロアと従業員8名を抱えてスタートだったので、1ヶ月で最低でも300万円近くの経費が発生します。

あっという間に資金が底を尽きはじめ、資金調達のために奔走していました。そこで先輩経営者からご紹介いただいたのが「女性・若者・シニア創業サポート事業」です。

アドバイザーのサポートのもと500万円の融資を受ける

ー「女性・若者・シニア創業サポート事業」利用の流れを教えて下さい。

まず窓口のひとつである第一勧業信用組合さんに伺いました。

そこで担当アドバイザーとして(株)キャリア・マムさんをご紹介頂き、後日面談に伺いました。

面談では既存の事業計画書にアドバイスを頂きながら改良を重ね、より具体的なビジョンを持った説得力ある事業計画書にブラッシュアップできました。

その事業計画書をもとに融資申し込みを行い、1〜2週間後には500万円の融資を受けることができました。

ー融資前はどのような内容のアドバイスなのですか?

事業計画書がなければ一緒に作る。

ある場合は改良するという感じで、私は改良するアドバイスをしていただきました。

私の場合、創業後でしたので、今後の計画、3年後の目標、店舗展開をしていくのかなど、そういうことも入れたほうがいいとアドバイスをいただきましたね。

ー融資実行の流れはスムーズでしたか?

他の金融機関に比べてもかなりスピード感を持って対応して頂き、切羽詰まった状況だったので本当に助かりました。

また、アドバイザーのサポートを受けながら安心感を持って融資審査に臨める点も、大きなメリットだと思います。

「絶対に通しましょうね!」と優しく丁寧に教えて下さり、とても感謝しています。

融資後の経営サポートでさらなる事業拡大を目指す

ー融資後はどんなサポートがありますか?

融資後もアドバイザーによる経営サポートを受けています。

5年間は年3回の経営アドバイスを受けられる他、初年度のみ年2回の決算書作成アドバイスを受けられるので、数字的なアドバイスやイベントのご紹介など多方面からサポートしていただいています。

おかげさまで経営の方も黒字に転換することができ店舗拡大も考えていますので、ゆくゆくは追加融資のご相談もさせて頂こうと思っています。

ー追加融資も受けられるのですか?

追加融資は5年間まで受けられます。

今回は、運転資金という名目で融資を実行していただきましたが、設備としての方が審査が通りやすいなどのアドバスなどもいただきました。

今後の事業展開の時にはそれも考慮に入れて相談したいと思っています。

ー起業家へのメッセージをお願いします。

創業時は何かしらの課題にぶつかることが多いと思います。そんな時は抱え込まず、先輩経営者に相談すると親身になって助けて下さいます。

そういった意味でも「女性・若者・シニア創業サポート事業」は経営者にとって心強い制度だと思います。

また、銀行や金融機関を彼氏(または彼女)だと思って、決算書が出来上がったり、黒字転換したり、いろんな場面でマメに報告に伺うことを大先輩から教わり私も実践していますので、創業された方にシェアしたいと思います。

創業サポート事業概要
支援対象 ・女性、若者(39歳以下)、シニア(55歳以上)で、都内における創業の計画がある方。又は創業後5年未満の方(NPO等も含む)
・地域の需要や雇用を支える事業
融資条件
(取扱金融機関ごとに以下の範囲で設定)
・融資限度額は1,500万円以内(運転資金のみは750万円以内)
※他の借入金の借換は対象となりません。
・固定金利1%以内、無担保、返済期間10年以内、据置期間3年以内
※本事業と併せて取扱金融機関独自の融資を利用する場合、表面記載の融資条件と異なる可能性があります。

 
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(取材協力:NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター(CBS)
(編集:創業手帳編集部)

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